善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

キビタキのメス見つけたよ

月曜日朝の善福寺公園は快晴。久々の晴れだからか日差しがまぶしい。

 

公園に着くと、上池でシラサギ(コサギ)が勢ぞろい。

間にアオサギ、奥にはウもいる。

これではカワセミの居場所はないなと探すと、ちょっと離れた枝の上に、ブンジ(B2)くんらしいオスのカワセミ

 

下池にまわると、メスのサクラちゃんかな?

きのうは若造、けさはサクラ。一緒にいるところはなかなか見られない。

 

高い木の茂みの中で小型の鳥が動いている。

よーく目を凝らしてみると、キビタキのメスだった。

渡りの途中だろうか。目がクリクリッとしている。

鳴き声も出さず、静かに梢をめぐっていて、やがて茂みの中に消えていった。

キビタキは主に夏鳥として山地の林に生息している。

春と秋の渡りの時期には東京都内の公園などでもよく観察されるらしいが、善福寺公園キビタキの渡りのルートの1つになっているのだろう、春にはよく見られるが、秋にもやってくる。

 

2匹のカマキリが頭をくっつけ合っている。

交尾にしてはヘンな形だなとよく見ると、上のカマキリが下のカマキリを食べちゃっているところだった。

上のカマキリが頭を離すと、下のカマキリの頭がなくなっている。

カマキリは頭から食べるのか。食べられた方は頭がなくなっても脚をヒクヒク動かしている。

カマキリは交尾中にメスがオスを食べる習性があるといわれるが、とすると上はメスで下はオスか。

ある研究によれば、交尾の際、カマキリのオスの約25%がメスに食べられて死んでしまうという。たいていの場合、メスはまずオスの頭を噛みちぎり、やがて全身を食べ尽くす。これが交尾期のメスのカマキリの食事の63%ほどを占めていて、メスはこれを栄養源にして産卵にのぞむのだという。

とすると、カマキリのオスは死してなお子孫繁栄に貢献しているから、ある意味、食べられて本望なのだろうか。