日曜日朝の善福寺公園は曇り。比較的涼しい。
途中、小雨が降るがやがてやむ。
上池をめぐっていると、茶色のカマキリ。
と思ってよく見ると、脚は緑で翅の部分も一部緑でツートンカラーになっている。
茶色のカマキリでも前翅の部粉は必ず緑色になる、という話を聞いたことがあるが、脚も緑になるのはなぜだろう?
成長する途中で色が変化していくのか?
すると、別のところでは、全身緑色なんだけど一部茶色になっているカマキリ。
頭は半分緑色、カマのあたりも緑色だ。
カマキリの体色は、大まかにわけると緑色型と茶色(褐色)型の2つあるが、ツートンカラーのもいるのだろうか?
カメレオンだったらまわりの環境に合わせて色が変わるが、カマキリはそれとは異なり、脱皮を境にして色が変わるのだという。
すると中には、脱皮したらツートンカラーだったというのもいるのだろうか。
朝からいろいろ疑問がわいてくる。
上池から下池に向かう途中、比較的最近植えられた園芸種とみられるムラサキシキブの実が色づき始めていた。
下池をめぐっていると、カワセミの幼鳥を発見。
最近ときどき、今年春に生まれたらしい若造のカワセミをみることがあるが、けさ見たのはそれより若くて、全体に黒っぽくて幼い感じ。
おそらくこの夏、8月に生まれたばかりなんじゃないか。
カワセミの繁殖期はだいたい春から初夏にかけてだが、ときに9月ぐらいまで、年に3回ぐらい子どもを産むことがあるという。
子育てを早く終えたり、生まれた子が天敵にやられたりすると、次の繁殖にチャレンジすることがあるみたいだ。
あとで聞いたら、きのうは2羽の幼鳥を見たというから、けさ見たのはそのうちの1羽かもしれない。
母親は、この池をテリトリーにしているサクラかどうかは不明。ひょっとして善福寺川方面から迷い込んできたのかもしれない。
親はどこ?
さきほど天敵のタカの仲間ツミの声がしてたからちょっと心配。
木の高いところからアオサギが下界をながめていた。
このところ毎日観察しているゴマダラチョウのサナギ。
けさはどんな具合かと近寄ったら、ナント、すでに脱皮して羽化したところだった。
脱け殻のそばで、翅を乾かしているのか、開いたり閉じたりしている。
とすると日が昇る前あたりに羽化したのだろうか?
羽化する様子を見たかったが、何しろ自然現象だからねー。
アゼリアの花を黄色いチョウが訪れていた。
黒い縁取りと黒い斑点。モンキチョウのようだ。
蜜をちょっと吸っては次の花へと忙しい。
「花から花へ、とまれよ、あそべよ、あそべや、とまれ」の童謡の通りだった。