月曜日朝の善福寺公園は曇り。涼しい朝。
上池には、けさもオスのブンジ(B2)くんらしきカワセミの姿。
秋の七草のひとつ、ハギ(萩)が咲いていた。
マメ科の植物なので、花も豆のような蝶形花。
秋の七草はほかに、オミナエシ(女郎花)、ススキ(尾花)、キキョウ(桔梗)、ナデシコ(瞿麦、撫子)、フジバカマ(藤袴)、クズ(葛)。
山上憶良の次の歌に由来するという。
萩の花 尾花葛花 なでしこが花 をみなえし また藤袴 朝顔が花
春の七草はお粥にして食べたりするが、秋の七草は野山に出かけて愛でるのがよろしいようで、七草の覚え方も、好きな服を着て出かけなさいということか、それぞれの花の頭文字をとって「おすきなふくは(お好きな服は?)」と覚えるといいらしい。
ナガコガネグモが一直線の白帯(はくたい、隠れ帯)をつくっていた。
セセリチョウが口吻を伸ばしてヘクソカズラの花の蜜を吸っている。
クソカズラ(糞葛)の上に屁(へ)をつけるという、かわいそうにも最悪の植物の命名者は牧野富太郎らしい。
下からみるとおなかの黄色が鮮やか。
ミスジチョウがとまっていたが、翅はボロボロ。
歴戦のあかし?
サルスベリが白い花を咲かせていた。
中国南部原産で、漢字の名は「百日紅」。もともとは紅色の花を咲かせたのだろうが、アメリカや日本で品種改良され、紅色以外にも白や紫があるという。