スペインの赤ワイン「セレステ・クリアンサ(CELESTE CRIANZA)2018」
(写真はこのあと牛肉とエリンギのソテー)
フランスとの国境に近いバルセロナの近郊、ペネデス地方でワインを造り続けて140年以上の歴史を持つトーレスの赤ワイン。
ワイン名にある「セレステ」は、スペイン語で「天空・星空」を意味し、標高約900mの高地にある畑から臨む満点の星空に由来していて、ラベルにも星座がデザインされている。
テンプラニーリョ100%。
ワインの友で観たのは、アメリカ映画「また、あなたとブッククラブで」。
2018年の作品。
監督ビル・ホールダーマン、出演ダイアン・キートン、ジェーン・フォンダ、キャンディス・バーゲン、メアリー・スティーンバージェン、アンディ・ガルシア、ドン・ジョンソンほか。
アカデミー賞受賞などの4人の豪華女優が共演。ただし、撮影当時、彼女らの実年齢平均は74歳。ジェーン・フォンダに至っては撮影当時81歳。
それでも彼女の役は複数の男性との関係を楽しんでいる経営者ビビアン。ほかにダイアン・キートンは夫を亡くした喪失感から抜け出せないダイアン、キャンディス・バーゲン、離婚のトラウマに苦しむ現職連邦判事のシャロン、メアリー・スティーンバージェンは熟年夫婦の危機に直面する主婦キャロル。
長年の友人である4人は、同じ本を読んだ後に集まって感想を語り合う「ブッククラブ」を恒例の楽しみにしていた。ある日、ダイアンの提案で、イギリスの人気官能小説「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」を読むことになった彼女たちは、そのスキャンダラスな文面に感化され、気持ちも行動も大胆になっていき、恋を求めて大騒動を巻き起こす・・・。
最高裁の史上2人目の女性判事でリベラル派、女性や少数者の権利を強力に擁護し、2020年9月に87歳で亡くなった米連邦最高裁のルース・ベイダー・ギンズバーグ判事をリスペクトしているのは明らか。
この映画の当時も現役でがんばっていて、同じ年に「RBG 最強の85才」というドキュメンタリー映画もつくられていた。ちなみにRBGは彼女の愛称。
「最強の85才」に比べれば、ジェーン・フォンダもダイアン・キートンもまだまだ若いということか。
民放のBSで放送していたフランス映画「マーメイド・イン・パリ」。
2020年の作品。
監督マチアス・マルジウ、出演ニコラ・デュヴォシェル、マリリ・リマ、ロッシ・デ・パルマ、ロマーヌ・ボーランジェ、チェッキー・カリョほか。
恋を知らない人魚と恋を忘れた男との恋模様を描いた作品。
パリのバーで働くガスパール(ニコラ・デュヴォシェル)は、セーヌ川のほとりで倒れている人魚・ルラ(マリリ・リマ)を見つける。彼女はただの美しい人魚ではなく、歌声で男を誘い、恋に落ちた男の心臓を破裂させて命を奪うコワイ人魚。同じようにガスパールも手にかけようとする。だが、ガスパールは彼女の歌を聴いてもまったく死ぬ気配がない。不思議がる彼女にガスパールは「自分は失恋を経験しすでに心は破れている」と告げる。殺すこともできず、優しく介抱してくれるガスパールにルラの心は揺れ動き・・・。
NHKBSで放送していたアメリカ映画「花嫁の父」。
1950年の作品。
監督、出演スペンサー・トレイシー、エリザベス・テイラー、ジョーン・ベネットほか。
最愛の娘・ケイ(エリザベス・テイラー)が突然、結婚を宣言。母親のエリー(ジョーン・ベネット)は浮かれるが、ケイをまだ子どもと思っていた父親のスタンリー(スペンサー・トレイシー)は複雑な心境。婚約、結婚式の費用に招待客、さまざまなことに悩まされるスタンリーだが・・・。
娘を嫁に出す父親の複雑な心境を描いているが、先日も「花嫁の父」をリメイクした「花嫁のパパ」(1991年)を見たばかり。ドタバタ度はリメイクの方が強かったかな。