20年来の付き合いの友人たちと5人で忘年会を兼ねて吉祥寺へ。
1軒目は吉祥寺駅出口を出てすぐにある、その名も「一軒め酒場」。
養老乃瀧系の普通の居酒屋。
われわれを担当してくれた店員さんが、かなり無愛想な若い女性店員。
よっぽど疲れてるんだろうか、それとも何かに怒っててやる気をなくしてるんだろうか?とみんなで心配する。
しかし、何度か注文した酒や皿を持ってきてくれるうちに、彼女は疲れてるんでもやる気がないのでもなく、あれが彼女の働くスタイルだということに、つまり個性だということに気づく。
無理にニコニコしなくたって、威勢がよくなくたっていいんだよ。
おいしい酒が呑めればそれでいいんだから。
「一軒め酒場」に行ったんだから、2軒目に行こうとなり、「安くてうまい店」のうわさを聞きつけて行った「新時代」という店が、ホントに安い。
ハイボール150円、ビール190円(いずれも+税)。
一番人気の伝串という鳥皮を揚げた串が1本50円。
海苔10倍磯辺揚げは、たしかに海苔が普通の10倍はある。それで350円。
名古屋に「風来坊」という手羽先揚げの専門店があったが、その店の味に似ている。
ただし、「風来坊」の手羽先揚げよりは甘すぎる感じだが。
ちなみに「風来坊」の手羽先揚げ(20年前に食べた栄店の味)は忘れられないうまさで、つくり方を聞いて帰ってから再現にチャレンジし、今や“B級グルメ”と称するわが家の定番メニューの1つとなっているほど。
さんざん食べて飲んで、1人1980円。
三軒目も「安くてうまい店」というので、「魚王」と書いて「うおくに」と読ませる店へ。
ここも日本酒がどれも1杯390円。
魚も安くてうまい。
やっぱり、さんざん食べて飲んで1人2050円。
安い店めぐりの夜となった。