善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

擬態するガとクモ

日曜日朝の善福寺公園は曇り。風がなく、穏やか。

 

けさも上池に2羽のカワセミ

木陰で休んでいるのはオスか?f:id:macchi105:20211121094753j:plain

池をめぐっていると、今度はメスのカワセミf:id:macchi105:20211121094817j:plain

するとさきほどのか、オスらしいのが並んでとまった。f:id:macchi105:20211121094839j:plain

 

公園の手すりに不思議なものがとまっている。f:id:macchi105:20211121094908j:plain

最初、枯れ葉の破片かと思ったら、脚がある。ガのようだ。

横から見るとえぐれてる感じ。エグリバだろうか?f:id:macchi105:20211121094940j:plain

頭の方を見ると、まるで人が帽子をかぶってるよう。f:id:macchi105:20211121095001j:plain

 

すると、その近くの葉っぱにアリがいる。

しかも1匹だけで、ジッとしている。

近づいてよく見ると、アリに擬態したクモ、アリグモだった。f:id:macchi105:20211121095044j:plain

見た目はアリそっくりのハエトリグモの仲間。

前から見るとハエトリグモの顔。f:id:macchi105:20211121095129j:plain

網を持たず、葉っぱの上を徘徊していることが多く、まるでアリそのもの。

そうやって獲物をだまくらかしているのだろう。

そんなこととは知らずに獲物がノンキに近づいてくると、いきなり飛びかかったり、糸をひいたりするらしい。

 

下池を1周して上池に戻ると、ボート乗り場のボートの上に仲よしのカルガモがデート中?f:id:macchi105:20211121095231j:plain

 

善福寺公園の上池を中心に開催中の野外アート展「トロールの森2021」もいよいよあさって23日まで。

第二次谷杉(ミミトメ)さんの「息をするように365のセリフ」。f:id:macchi105:20211121095312j:plain

長く伸びた小箱の中に365個石が置いてあって、1つ1つの石にはフランツ・カフカの短編小説「家長の心配」を脚色した365のセリフが書かれている。

観客参加型の演劇インスタレーションで、いつも早朝は石が置かれてないのだが、もう会期も少なくなったからか、石が置いてあったので026の石をつまみ上げる。f:id:macchi105:20211121095341j:plain

書かれてあったセリフは「いいですね、水のある公園は。」

偶然ひっくり返しただけだったが、善福寺公園にふさわしい、なかなかいいセリフだった。f:id:macchi105:20211121095429j:plain

 

帰り道、公園を出たところで、向かいのお宅の木にモズがとまっていた。f:id:macchi105:20211121095454j:plain



かわいげな顔をしているからメスだろうか。