日曜日朝の善福寺公園は曇り。風がなく、穏やか。
けさも上池に2羽のカワセミ。
木陰で休んでいるのはオスか?
池をめぐっていると、今度はメスのカワセミ。
するとさきほどのか、オスらしいのが並んでとまった。
公園の手すりに不思議なものがとまっている。
最初、枯れ葉の破片かと思ったら、脚がある。ガのようだ。
横から見るとえぐれてる感じ。エグリバだろうか?
頭の方を見ると、まるで人が帽子をかぶってるよう。
すると、その近くの葉っぱにアリがいる。
しかも1匹だけで、ジッとしている。
近づいてよく見ると、アリに擬態したクモ、アリグモだった。
見た目はアリそっくりのハエトリグモの仲間。
前から見るとハエトリグモの顔。
網を持たず、葉っぱの上を徘徊していることが多く、まるでアリそのもの。
そうやって獲物をだまくらかしているのだろう。
そんなこととは知らずに獲物がノンキに近づいてくると、いきなり飛びかかったり、糸をひいたりするらしい。
下池を1周して上池に戻ると、ボート乗り場のボートの上に仲よしのカルガモがデート中?
善福寺公園の上池を中心に開催中の野外アート展「トロールの森2021」もいよいよあさって23日まで。
第二次谷杉(ミミトメ)さんの「息をするように365のセリフ」。
長く伸びた小箱の中に365個石が置いてあって、1つ1つの石にはフランツ・カフカの短編小説「家長の心配」を脚色した365のセリフが書かれている。
観客参加型の演劇インスタレーションで、いつも早朝は石が置かれてないのだが、もう会期も少なくなったからか、石が置いてあったので026の石をつまみ上げる。
書かれてあったセリフは「いいですね、水のある公園は。」
偶然ひっくり返しただけだったが、善福寺公園にふさわしい、なかなかいいセリフだった。
帰り道、公園を出たところで、向かいのお宅の木にモズがとまっていた。
かわいげな顔をしているからメスだろうか。