月曜日朝の善福寺公園は快晴。まるで晩秋のような寒さ。けさの都心の最低気温は9・2℃というから、23区のはずれのこの辺はもっと寒いのでは。
けさは下池にメスのカワセミ。
娘っ子のサクラじゃなくて大人のカワセミのようだ。
ジッと水面をみつめてエサを探していた。
久しぶりの朝日を浴びてアオサギが日向ぼっこ。
きのう見つけたジャコウアゲハの幼虫はどうなったか。
うーむ、きのうよりさらに大きくなったみたい(そんなわけないか)。
こうしてみると、体をよぎる白い帯もはっきりしているが、縦に走る灰色模様もくっきりとしている。
ジャコウアゲハの観察記録によると、これくらい大きくなって灰色の線が顕著になるのは終齢の5齢幼虫の段階という。
ひょっとして蛹になるのは近いのか?
まだ熟す前のマユミの実にちいさな粒々がたくさんついている。
肉眼で見るともっと輝いて見えるのだが、写真に撮るとくすんだ感じ。
勘定したら7個あったが、何かの卵だろうか?
マユミなどニシキギの実が好きな虫にキバラヘリカメムシがいるが、たくさんの卵を密生させて産むし、産卵場所もだいたいが葉っぱの裏などだ。
調べてみるとニシキギ科を食草とするチョウは見当たらなかったが、ガの仲間のミノウスバはマユミが大好きだという。しかし、卵はもっと小さく、しかもいっぺんにたくさん産む。
チョウの場合だと1カ所にそんなにたくさんは産みつけない。
チョウはどうやって産卵するかというと、まず幼虫の生育に必要な食草を見つける。飛びながら複眼でそれらしい植物を探し、これはと思うものに近づいて触角で匂いを嗅いだりして食草かどうかを判断する。前脚には味覚がわかる「感覚毛」と呼ばれる毛が生えているので、それで最終確認して産卵するという。
しかも、産むときは1本の木に数個ずつしか産みつけない。なぜかというと、とくに体の大きなアゲハの仲間などは幼虫も大型のため食欲旺盛。1本の木にたくさんの卵を産みつけると幼虫はその木の葉っぱをたちまちのうちに食べ尽くしてしまい、そうなると別の木に移動するか、飢え死にするしかない。
そんなことにならないよう、数個ずつ、たくさんの木に卵を産んでいく。
おかーさんはチョウの世界でも大変なんだね。
さて、けさ見つけた卵みたいなのは・・・?