日曜日朝の善福寺公園は晴れ。風が吹くと木陰では涼しい。
シオカラが翅を前にしてひと休みしていた。
けさは公園のをあちこちで羽化したばかりのセミを見る。
羽化してからだいぶたってると思うが、ニイニイゼミが幹を横歩きしている。
樹皮に溶け込んでよく見えない。
わかりますか?すごい擬態効果。
羽化直後のニイニイゼミ。
まだからだが白く、緑のラインが美しい。
つぶらな複眼。3つの単眼もくっきり。
こちらも羽化ホヤホヤのアブラゼミ。
池のほとりでカミキリムシを発見。
かなり大きめのカミキリ。クワカミキリだ。
からだは真鍮がさびたような渋い色合いだが、肩に黒い胡麻粒を散らし、触角は白黒で長い。
けっこうスマートなカミキリムシ。
学名が「Apriona japonica Thomson」とある通り、日本固有種のようだ。
和名のクワカミキリは食樹に由来し、養蚕が盛んだったころはクワの害虫として有名だったが、養蚕の衰退により個体数も激減しているという。
ただし、名前の通りクワだけを食べるのではなく、イチジク、ビワ、ケヤキ、ブナなども大好物で、鋭い牙のような大アゴで若い枝をかじって食べる。
あらわれるのは年に1回、6月~9月上旬ごろ。
頭部をよくみると、大アゴもすごいが、触角を取り囲むようにして複眼がある。
見えている景色はどんなものなのだろうか?
カワセミがエサをゲットしてすぐに飲み込んじゃった。
次のエサをねらって池を凝視していた。