木曜日朝の善福寺公園は曇り。ときおり薄日がさすが風は冷たい。
上池にカワセミのメスが止まっていた。近くにオスはいない。
朝早くから来ている人によると、さきほどオスがメスに小魚をプレゼントし、交尾もしたとのこと。
日の出が早くなってカワセミも早い時間から始動しているのだろう。
やがてメスは遠くに飛び去った。
池をめぐっていると、今度はオスがやってきていて、クチバシに小魚をくわえている。
しかも魚の頭を上にするプレゼント・ポーズだ。
メスがあらわれるのをジッと待っていた。
メスの出産を前に、オスは“貢くん”に徹しているようだ。えらいなー。
ドウダンツツジが咲いていた。
変わった名前だが、「灯台がなまってドウダンになった」との説がある。
灯台といっても海を照らす灯台ではなく、3本の棒をひもで結んで上下を開いて立て、上に油皿を置いて灯をともす「結び灯台」といわれるもので、ドウダンツツジの樹形がこの結び灯台に似ているというのでこの名がついたといわれる。
本種の中国語名をそのまま和名のドウダンツツジの読みにあてた「満天星」という表記もあるらしい。
下池は池のほとりにサクラが多くあって枝を伸ばしているからか、花筏どころか、花のジュウタンになっていた。
ヒヨドリがヤツデの実を食べていた。
クサノオウが咲き出した。
真ん中から体をくねらせた青虫みたいなのが伸びているが、これが雌しべ。
若い実ができつつある。