木曜日朝の善福寺公園は快晴。風はおさまったが空気は冷たい。
このところ毎日気になるのが上池のカワセミのペアの行く末。
けさも2羽が比較的近くにとまっていた。
池をめぐっていると、さっきいたところから移動してきたのか、木陰にオスとメス。
さっきりよりはだいぶ近い。
背伸びしたりして求愛のポーズ?
さらに近づいたりしたが、結局別れてしまった。
カワセミを熱心に観察しているカワセミ・ウォッチャーによると、やはり上池には2羽のメスがいて、1羽のオスをめぐり三角関係みたいになってるらしいが・・・。
オスもメスも去年6月に生まれた子だというから、まだ成熟しきってないのか?
さらに気になるのが下池のカワセミの巣作り。
何日か前に2羽でせっせと巣作りしていたが、おとといの雨でせっかく掘った穴は土砂に埋まってしまっていた。
穴の近くにカワセミはいない。
「巣作りをあきらめたかな?」と残念に思いながら池を1周すると、チーチチとカワセミの声。
何と、2羽のカワセミが土砂で埋まった穴の前にとまっている。
そして、ふたたび巣作りを始めた。やっぱりここでの巣作りをあきらめてはいなかったようだ。
交代交代で飛んで行ってはクチバシで土砂を掻き出していく。
何回か続けてはひと休みし、を繰り返していた。
だいぶ掘り進んで体がすっぽり入るまでになった。
お尻を突き出して穴を掘るポーズが何ともかわいい。
ただし、何せこの穴はもともと水抜き用の穴。土日にまた雨が降る予報だから、せっかく掘り進んでもまた雨でだめになってしまうかもしれない。
土日に雨が降らないよう、祈るしかない。
池の水が流れ落ちるあたり、つまり善福寺川の源流地点ではきのうに続きキセキレイ。
エナガも2羽で飛んでいたが、そろそろ巣作りのころだろうか。
ふたたび上池に戻ると、こちらのカワセミのオスとメスは相変わらず、つかず離れず。
オスが小魚をゲットするも、メスにプレゼントする求愛行動をしないで自分で食べちゃったし・・・。
遊歩道を歩いていると前方の枝の先、ちょうど目の高さにモズのメスがとまっていた。
さらに歩いていくと今度はアカハラ。
地面に降りてエサを探しているようだ。
すると近くにシロハラもいた。
アカハラとシロハラ、おなかの色が赤と白で違うだけだから仲よしなのかなと見ていると、いきなりバトルを始めた。
ケンカを吹っかけているのはシロハラ。
おなかとおなかでぶつかりっこ。
シロハラは、いじわるというか気が強く、ツグミとかジョウビタキなんかがいると追い払う行動をするが、アカハラに対してもそうかと思ったら、アカハラも負けてはいないようで、何度かバトルするも決して逃げようとはしない。
アカハラも相当の気の強さのようだ。
またにらみ合って、近づいていく。
またバトルか、と思ったらすれ違っていった。
やがてそれぞれ好きなところへ飛んで行った。