弥生3月始まりの月曜日朝の善福寺公園は晴れ。暖かい。
毎朝、散歩で気になるのが上池のカワセミの“恋バナ”の進展具合。
けさは?と出かけていくと、カワセミの鳴き交わす声。
オスとメスが並んでとまっていた。
しかし、それ以上の“発展”は見られず、結局別れて行った。
けさはカイツブリも盛んに鳴いている。
やっぱりこちらも“恋の季節”。
池をめぐっていると、ひとりぽっちのカワセミ。オスのようだ。
さらに歩いていくとまたまたオスのカワセミ。さきほどのが飛んできたのかな?
下池に回ると、こっちでも2羽のカワセミが並んでとまっていた。
先日ゴールインしたカップルだろうか。
うわさでは巣作りを始めたというから、その途中なのか、と思って見ていると、ナント、やにわに交尾をしてすぐに離れていった。
1回交尾しても、念のためもう1回とどめ?をさすのがカワセミの習性なのか?
そのあたりは不明。
池をめぐっていると、高い木の茂みの中からホーホケキョの声が聞こえる。
ウグイスの初鳴きだ。
まだちっちゃな声だが、たしかにホーホケキョと2回鳴いていた。
歩いているとチャッチャという地鳴きもまだ聞こえるから、ちょうど声変わり?のころなのだろう。
ウグイスは別名・春告鳥と呼ばれるが、ホーホケキョを聞くと春の到来を感じる。
そんな感慨にふけりながら先ほどのカワセミがいたあたりに戻ると、ふたたび2羽のカワセミ。
しかも巣作りの真っ最中だった。
水抜用のビニール管を利用して、ドロをかきだし土を掘っていってその奥で巣を作るのがカワセミ。
穴はだいぶ掘り進んだらしく、最後の完成工事のためか、夫婦が共同作業で、交代交代で巣の中に入っては出てを繰り返している。
頭から入って、出てくるときもお尻から出てくる。
2羽が並んで、写真の上のメスが「今度あなた行きなさいよ」といってる。
よーく見るとクチバシの先にドロみたいなものがついている。
クチバシで起用に中を踏み固めているのだろうか。
何年か前にもここで巣作りをしたものの、降り続く雨でドロが流れてきて失敗したようだったが、今年は雨が少ないから大丈夫ではないか。
やがて巣の中で産卵し、子育てが始まるのだろう。
きのうはメジロ、けさはヒヨドリがウメの蜜を吸いにやってきていた。
こっちではセンダンの実をくわえたヒヨドリ。
上池に戻ると、やっぱりひとりぼっちのカワセミ。
シロハラが縄張りを主張しているところか。
それにしても、3月の最初の日にウグイスの初鳴きを聞き、カワセミの巣作りを見られるなんて、こいつあぁ春から縁起がいいわい。
池を1周しているだけなのに先日とけさと、2回もカワセミの交尾を目撃できたのも、運がいいといえるのだろうか?