水曜日朝の善福寺公園は曇り。風が冷たい。
今シーズン初のキセキ。
キセキといっても奇跡じゃない。
胸から尻尾にかけてが鮮やかな黄色のセキレイ、キセキレイ(黄鶺鴒)。
エサをゲットしたのか口を開けている。
おや?尾っぽがザンバラだ。
けさのカワセミは上池と下池に1羽ずつ。どちらもメスのようだ。
上池のカワセミ。
下池のカワセミ。
オオバンが2羽で泳いでいる。
左側は成鳥だが、右側は幼い感じ。
オオバンは年に2、3回繁殖するというから、夏の遅くに生まれたのがようやく多少大きくなったのだろうか。
近くにはカイツブリ。
潜水が得意なカイツブリの羽は撥水度が高いから、水をはじいているのがよくわかる。
高い場所ではアオゲラが木の幹をのぼっていた。
歩いていてコーンコーンと音がするときはアオゲラの食事中のサインだ。
けさもあちこちでウグイスが鳴いている。
チャッチャッという地鳴きの声。
目を凝らすと、ヨシの中から顔を出してくれた。
と、足元の繁みからチッチッチッというアオジの声。
こちらは一瞬姿を見せたがすぐに遠くへ飛んで行った。
すると今度はエナガが群れて飛んできた。
10羽ぐらいいるだろうか
あっち行ったりこっち来たりしてエサを漁っている。
いつ見てもかわいいエナガちゃん。
綿を丸めたような小さい体に長い尾羽がついてるのでエナガ。
寒い時期だからよけいにまん丸に見える。
きのうと同じようなところにジョウビタキのオス。
一瞬飛んで行ってまた戻ってきたが、口の中に木の実があってそれを食べていた。
冬鳥のシーズン到来と、冬で葉っぱが落ちたおかげで、それまで葉っぱに隠れていた鳥も含めたくさんの鳥たちとけさも出会えた。
帰り道、お寺のサクラの木にシメが止まっていた。
シメも今年初見参。
やはり北の国で繁殖し、冬になるとやってくる冬鳥。
なぜシメというかというと、「シー」と鳴く声と、鳥を意味する接尾語である「メ」が合わさってシメとなったとか。