北海道3日目はJR札幌駅で駅弁を買って7時49分発の「ライラック3号」で旭川へ。
9時14分着だからおよそ1時間半弱の列車の旅。土曜日だが車内は空いているので自由席でラクラク。
日本で一番北にある動物園で、動物の自然な生態が見られる「行動展示」を実施して一躍有名になった。
コロナの影響で、夏の真っ盛り、しかも土曜日というのにお客は比較的少ない感じ。おかげでゆっくり見て回れる。
おやおや、フラミンゴが変な格好で座って?寝ている。
実はフラミンゴのヒザは脚の上の方にあって羽毛に隠れて見えない。チョウツガイのように曲がり多くの人がヒザだと思っている部分はカカトだそうで、その先にチョコンとついているのが指。だから人間でいえば甲(土踏まず)の部分が異様に長いことになる。
このようにヒザと思ったのが実はカカトというのはフラミンゴのような鳥だけでなく、牛も馬も、イヌもネコもそうらしい。だからイヌが「お座り」をしている姿はヒザをついているのではなくカカトをつけている状態。イヌは普段、地面にカカトをつけず、人間でいえば爪先立ちの状態、つまり指だけで歩いたり走ったりしていることになるんだそうだ。
獲物を追っかけたり敵から逃げたりするときの、速く走るために編み出した仕組みなのかもしれない。
ぺんぎん館にはいろんな種類のペンギン。
赤い目をしているのはイワトビペンギンかな。
ペンギンの赤ちゃんがこっちを見ている。
オウサマペンギンが集まっていて盛んに鳴き交わしていた。
あざらし館ではアザラシたちが遊泳中。
何時間見ていても飽きない感じで、癒されるひととき。
子どもたちも大はしゃぎだ。
ホッキョクグマがのっそりのっそり。
この日の旭川は31℃。暑くて水の中にジャンプして飛び込むかと思ったら、日陰に入って休んでた。
アムールトラの子どもたちが盛んに遊んでいる。子どもといったって大人並みに見えるが。
隣のオリではライオンがぐったり。
ユキヒョウもお休み中。
猛獣はだいたい昼間グータラしている。
アムールヒョウだけは元気そう。まだ子どもなのか?
こっちはグータラ。
オリの隅で丸くなっていたエゾヒグマが、急に立ち上がってやって来た子どもたちにごあいさつ。
眠っていたと思ったオオカミがパッと目を開けた。
カエルがガラスにピタッ。
フクロウもたくさんいた。
日本で記録されている12種類のフクロウのうち、北海道では一番大きなシマフクロウから一番小さなコノハズクまで10種類が記録されているという。
白いのはシロフクロウか。
シマフクロウはさすがに大きい。
黒くて不気味な目つきはアオバズクか。
カピバラもお昼寝中。
テナガザルの手はホントに長くて、器用。
キリンが食事中。
カバの親子。
圧巻だったのは水の中を遊泳するカバ。
カバは1日のほとんどを水中ですごし、排泄や出産、交尾も水中で行うのだとか。潜水も得意で、旭山動物園のかば館では、深さ約3mのプールの中でカバが水中をゆったりと1周している。途中で、まるで体操選手みたいに一回転して、見事にターンも決めている。それを何度も何度も繰り返している。そうやって遊んでいるのだろうか。
体重が重い動物とは思えない身軽な姿に、ただただ驚くばかりだった。
入園料1000円で5時間ほど楽しめて、もっといたかっいたけど時間切れとなり東京へと帰ったのであった。