アルゼンチンの赤ワイン「コレクシオン・カベルネ・ソーヴィニヨン(COLECCION CABERNET SAUVIGNON)2019」
ワイナリーは創業120年のアルゼンチンを代表するボデガ・ノートン。
ワイン造りを行っているのは首都ヴエノスアイレス1200㎞離れたアンデス山脈の麓、チリとの国境に接したところ。南米最高峰のアコンカグア(標高6990m)をのぞむ、緑の多い美しい地域で、「太陽とワインの州」といわれる通り年間のほとんどが晴天で、ワイン生産に適したところだという。
カベルネ・ソーヴィニヨン100%。さほどタンニンはきつくなく、フレッシュな味わい。
ワインの友で観たのはNHKBSで放送していたイギリス映画「遥か群衆を離れて」。
1967年の作品。原題は「Far from the Madding Crowd」
監督ジョン・シュレシンジャー、出演ジュリー・クリスティー、テレンス・スタンプ、ピーター・フィンチ、アラン・ベイツほか。
原作は英国の文豪トーマス・ハーデイの小説。
本作の2年後に「真夜中のカーボーイ」を監督したジョン・シュレンジャーによる19世紀イングランド南部を舞台にしたラブ・ストーリー。
何しろエンエン168分。途中にインターミッションまで入っていた。
主人公のジュリー・クリスティは「ドクトル・ジバゴ」(65年)で薄幸のラーラを演じたときよりちょっぴり大人になっていたが、彼女が演じる美しい農場主と3人の男を巡っての物語。
若くして農場を継いだバスシバ(ジュリー・クリスティー)は、まじめで仕事熱心な羊飼いガブリエル(アラン・ベイツ)や、裕福な農場主で紳士のボールドウッド(ピーター・フィンチ)に求愛されながら、プレーボーイの軍人トロイ(テレンス・スタンプ)と結婚してしまう…。
やっぱりそうなるのかなーと見ていた。
田園風景をとらえた美しい映像が印象的。
途中、自分に絶望したトロイがバスシバの前から消えてしまい、そののちなぜか大道芸人の一座に加わって、バスシバが見ている前で正体を隠したまま馬にまたがっての大芝居を演じるところがなかなか痛快でおもしろかった。