木曜日朝の善福寺公園は曇り。少しムシムシ。それもそのはず、きょうは6月4日、ムシの日・・・。
紫色のハナショウブが咲き出した。
相変わらず眼がデカイ。
両脇は複眼で、真ん中には単眼がある。
カルガモが片脚で立って朝寝していた。
なぜカルガモは片脚で立つのか?
その理由は、カルガモに限らず鳥の脚には毛が生えていないので体温が逃げやすく、体温調節のために片脚をひっこめているのだという話を聞いたことがある。
でも、あったかくてもやっぱり片脚?
バンの親子。子どもにエサを与えていた。
カルガモのヒナも、きのうは4羽しかいないと思ったら、ちゃんと5羽いた。
先日、実と一緒に咲く変な花があったと紹介したが、実はノビル(野蒜)だった。
ネギの仲間で、茎の先端の黒い塊はムカゴだった。
地上にできるイモのようなもので、イモと同様、ここから芽が出て新たな植物に育っていく。
しかし、それならなんで花を咲かせるのか。
実は植物は有性生殖も無性生殖も両方できるのだそうだ。ナント両刀遣い!
ノビルは花で有性生殖を、地下部の鱗茎で無性生殖をする植物だが、環境条件が変化すると、花序にムカゴをつくって無性生殖を補うことができるという。
このノビルの場合が後者なのだろうか。
昔は(もちろん今も)ノビルもムカゴも料理としても利用されていた。
昔の人だったら一目見て、ノビルだ、ムカゴだと喜んだに違いない(何しろ現代っ子なもんで・・・)。
黄色い花はコモチマンネングサ(子持万年草)。
実はこちらも、花茎の途中の葉っぱの基部にできるムカゴによって繁殖するという。
ムカゴをつけているというので子持ちのマンネングサと名づけられたのだろう。
ムカゴは梅雨時に茎から落ちて、根を下ろしてそのまま翌年まですごし、春になると活動を始めるのだとか。
シジュウカラの集団が梢をめぐっていた。