木曜日朝の善福寺公園は曇り。ちょっと肌寒い感じ。
けさもカルガモのヒナがお母さんと一緒に岡に上がってエサをついばんでいた。
全部で6羽いた。
最初に見たとき9羽だったから、その後あまり減ってない。
お母さんがエラいのか、ヒナたちがエラいのか。
それにしてもこのところ毎日、岡の上でヒナを見る。
カモは水の上にいるときに見ることが多いから、プランクトンなんかを食べているのかと思ったら、もともと植物食で、草の葉・茎・草の実などを主食にしているという。だから岡に上がって草を食むのは自然のことなんだろう。
次のエサ場に移動していったが、もう1つのグループはどうしただろう?
ハナショウブが咲き出した。
ヤマボウシが満開。
今年は例年以上に花が多い気がする。
翅を休めているのは、“虫界の最強ハンター”といわれるムシヒキアブのようだ。
自分より体の大きい虫まで餌食にし、スズメバチをねらうものもいるという。
その仲間のサキグロムシヒキ、それともマガリケムシヒキだろうか。
どっちも似ているからわかりにくい。
ムシヒキアブは漢字で書くと「虫引虻」あるいは「虫挽き虻」。まさに虫を餌食にする虫。
虫を襲い、尖った口吻を刺して体液をじっくりと吸う怖いアブ。
サキグロムシヒキは腹部先端、つまり交尾器が黒いからサキグロ。
一方、マガリケムシヒキも交尾器はサキグロと同じ黒だが、マガリケというのは「曲がった毛」という意味で、頭部裏に前方90度に曲がった長毛があるというのだが、たしかにそれらしいのが・・・。
オスの交尾器は丸く、メスは細く尖っているというから、これはオスか。
そのムシヒキアブの交尾。
別の場所でも・・・。
かわいいカルガモのヒナもいれば、生き血を吸うアブもいる。公園は自然がいっぱい。