日曜日朝の善福寺公園は曇り。ときおり薄日もさす。
公園は今が花盛り。
ハナミズキが咲き出した。
まだ花がちょっと小さいように見えるが・・・。
小川でコサギがエサを探していた。
首を伸ばしてあかりをうかがっている。
まるで細長い徳利みたい。
ついでにポカポカ陽気だったきのうの昼間の公園から。
まずはクサノオウ。
雄しべの真ん中からまるで青虫みたいな雌しべが伸びている。
つぼみはけむくじゃら。
クサノオウの名前の由来には諸説あり、傷をつけると黄色の乳液を出すので「草の黄」、皮膚疾患に有効な薬草というので「瘡(くさ)の王」、ほかにも薬効があり薬草の王さまというので「草の王」。
紫色のカタバミが美しい。
ムラサキカタバミ(紫酢漿草、紫傍食)か、あるいはイモカタバミ(芋酢漿草、芋傍食)か。
ムラサキカタバミの雄しべの葯は白色で、芋カタバミは黄色という。
するとイモカタバミか。
「カタバミ」の語源は、夜になると葉っぱが閉じて、それが半分食べられてしまったように見えるのでこの名がついたんだとか。
そばに可憐な白い花を咲かせるハコベが群生していた。
花びらは10枚に見えるがV字型の切れ込みがあるので実は5枚。
ミドリハコベなら在来種で春の七草の1つ。コハコベなら外来種だそうだが、姿形がよく似ているので外見による区別は難しく、雄しべが8本以上だとミドリハコベ、それ以下ならコハコベだとか。勘定したら8本ぐらいあったが・・・。
「ハコベ」は古名の「はこべら」や「はくべら」が転訛(てんか)したものだが、その古名の語源は「蔓延芽叢(はびこりめむら)」「歯覆(はこぼるる)」「葉采群(はこめら)」などの諸説あるという。
日本最古の本草書『本草和名』(918年)に「波久部良(はくべら)」として載っているぐらいだから由緒正しい。
ムスカリ。
原産地は南西アジアから地中海にかけて。30数年ぐらい前から日本でも見られるようになったという。
ヤマブキみたいなこの花は?
一重のヤマブキの花びらは5枚だが、この花は4枚。
花びら4枚、めしべ1本、おしべ6本あるから、アブラナ科の花だろうか。