火曜日朝の善福寺公園は曇り。きのうほどではないがちょっぴり寒い。
曇天の下、カワセミのメスが上を気にしている。
ギョイコウザクラ(御衣黄桜)が咲き始めた。
いつだったか、サクラが好きだった人が亡くなったのを偲ぶため、家族か友人かが苗木を寄進して、池の畔に植えてもらったと聞いたことがある。
「ウコンザクラ」との表示があるが、以前、大泉学園にある牧野記念庭園に行ったとき、専門家の方から「あれはウコンではなく御衣黄ですよ」と教えられた。
御衣黄は江戸時代初期に品種改良で生まれた八重桜の一種。
薄い黄緑色の花の色が高貴な貴族の衣裳に似ているというのでこの名がついたという。
花の色は葉緑体によるもの。ウコンザクラもやはり黄緑色をしているが、御衣黄の花は、満開に近づくと花びらの中心にある緑色の線が紅色に変化し、花全体が赤みを帯びていくのが特徴という。