上池をめぐっていると、たくさんの鳥たちが木に群がっている。
さらに下池に向かっていくと、地上をガサゴソと落ち葉をかき分けながら歩いている鳥がいた。
アオジだった。
風景に溶け込んでいるから、動いてないとわからない。
ときどき小首傾げながらのポーズがかわいい。
ところが、エサ探しをしている途中にピタッと動きをとめて、ジッと動かなくなった。
1分以上、動かないままだった。
おそらく、上空に天敵でもあらわれたのかして、動かなければ敵をやりすごせると思ったのだろう。
やがてキョロキョロッとして、素早く飛び去っていった。
すると上空に再びたくさんの小鳥たちの群れ。
その中に1週間前ぐらいから公園にあらわれているというキクイタダキがいた。
日本で見られる最小の鳥という。
すばしっこくて、すぐ葉っぱの陰に隠れるものだからすぐに見失う。
おなかまんまる。
しばらくすると今度はジョウビタキのオスがあらわれた。
何ていろんな鳥と出会えた大晦日の朝。