善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

今シーズンの初ウグイス

木曜日朝の善福寺公園は快晴。夜、少し雨が降ったのか地面が濡れている。風がないのですごしやすすい。

 

カルガモが水底に首を突っ込んでエサ探し。水中に潜れないものだから、必死になって足でかいている。f:id:macchi105:20191212101512j:plain

このところ毎日ジョウシビタキのオスが散歩コースに待ち構えていて、きのうは姿がなかったが、けさはちゃんと待っていて?くれた。f:id:macchi105:20191212101603j:plain

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チョコチョコ移動しながら、こっちの様子をうかがっている感じがする。エサにありつけるとでも思っているのか?

 

藪の中からウグイスのチャッチャッという声。

やがて姿を見せてくれた。

今シーズンの初ウグイス。f:id:macchi105:20191212101725j:plain

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俳句の世界ではウグイスといえば春の季語かと思ったら、冬のウグイスも歳時記にあり、冬鶯とか藪鶯などとウグイスを吟じている。

 

江戸時代の画家で俳人与謝蕪村は亡くなる直前、3つの句を詠んでいて、そのうちの2つは冬のウグイスの句だった。

蕪村は天明3(1783)1225(旧暦では天明4年117)に享年68で亡くなっているが、亡くなる直前、弟子の松村月渓を呼び、まず次の句を詠んだ。

 

冬鶯むかし王維が垣根かな

うぐひすや何ごそつかす藪の霜

 

しばらくたってからこう吟じた。

 

しら梅の明くる夜ばかりとなりにけり

 

これが絶句だったという。