スペイン・カタルーニャの赤ワイン「サン・ヴァレンティン(SAN VALENTIN)2018」
写真はこのあとメインの料理が登場予定。
ワイナリーは、スペイン・バルセロナ近郊のペネデス地方でワインを造り続けて140年以上というトーレス。
ブドウ品種はスペインを代表する赤ワイン用ブドウ品種のガルナッチャ。スッキリした味わい。
ワインの友で観たのはだいぶ以前にNHKBSで放送していたフランス映画「愛と哀しみのボレロ」。
何しろ185分の長尺なので敬遠していたが、ようやく観られた。
1981年の作品。原題「Les uns et les autres」
製作・監督・脚本クロード・ルルーシュ、音楽フランシス・レイ、ミシッル・グラン、出演ロベール・オッセン、ニコール・ガルシア、ジェラルディン・チャップリン、ジェームズ・カーン、ジョルジュ・ドンほか。
ジェラルディン・チャップリンはチャールズ・チャップリンの娘。よく見ると似ている。
第2次世界大戦を挟んで、戦争に翻弄されながらも生き抜いた芸術家たちの波乱の人生を描いた映画。ルドルフ・ヌレエフ(バレエダンサー)、エディット・ピアフ(歌手)、ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮者)、グレン・ミラー(音楽家)という実在の4人の芸術家をモデルに、それぞれの人生を歩んだ芸術家たちの姿が描かれ、最後には本人やその子どもたちが吸いよせられるようにして一堂に会する(もちろんフィクションだろうが)。
何しろ4人の家族が出てきて、それぞれの夫婦の出会いから始まって相前後しながらそれぞれの人生を歩む姿が描かれるし、父親とその息子が一人二役だったりするからややこしい。ワイン飲みながら気楽な気分で観ていると、ときどき話が分からなくなる。
それでも、最初と最後に、アルゼンチン出身のバレエダンサー、ジョルジュ・ドンが、モーリス・ベジャール率いるバレエ団を従えて踊るラベルの「ボレロ」は圧巻だった。
特にすばらしかったのが1981年、エッフェル塔前の広場で行われた夜の野外公演。
ジョルジュ・ドンは赤い円卓の上でおよそ10分にも及ぶボレロを踊り続ける。タイツ1つの半裸で、華やかな衣装も、豪華な舞台装置もなく、ただ肉体が躍動する姿が文句なしに美しかった。