エチオピア旅行記⑯ ダナキル砂漠と北エチオピア世界遺産周遊

旅の11日目となる20日（水）はティムカット祭の本番だ。

泊まったホテルはタナ湖畔にある。朝、湖畔を散歩していたらヤマセミがいた。

ティムカット祭の会場に行く途中、歯磨き売りに出合った。
エチオピアではニーム（neem）という木の小枝で歯を磨くらしい。

会場はプールのある大きな広場。外国からきた観光客の特権か、この日も一般人立入禁止の区域に入って、いちばん前で見学。
とにかくエチオピアの人は外国人にやさしい。

エライ人のスピーチがエンエンと続く。

とにかく人がすごい。

スピーチの最中でも聖書？を読みふけっている聖職者がいた。

スピーチのあとはきのうと同様、僧侶たちによる聖歌が歌われ、歩くような踊り。

やがて、プールの水を聖水にする儀式のあと、ナント聖水が消防用のホースで振りまかれはじめた。

ホースは1本や2本じゃない。会場を埋めつくした人々は少しでも聖水を浴びようと大騒ぎ。中にはペットボトルに詰めてもらおうとボトルをかざす。
見物のわれわれもけっこう水を浴びる。ありがたやー。

祭りの会場には着飾った子どもたちの姿も。

会場の外に出ると、若者たちが道路いっぱいに広がって歌ったり踊ったりしている。年に1度の無礼講の日なのだろう。どの顔も底抜けに明るい。

着飾った子どもと一緒の親たちも晴れやかな顔をしていた。