善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

きのうのワインと『荒野のストレンジャー』

サンタ・アリシア ピノ・ノワール・レゼルヴァ(SANTA ALICIA PINOT NOIR RESERVA)2014
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適度の酸味と渋みで飲みやすいチリの赤ワイン。
ラベルに描かれているのはアンデスを飛ぶコンドルだろうか?

ボトル裏面の“効能書き”によると、チリの中でも冷涼な地域・カサブランカヴァレーのピノ・ノワール種を使用し、木樽で熟成させたエレガントな赤ワイン。ベリー系の果実やヴァニラ、トーストの香りが複雑にからみあい、心地よいタンニンと酸味が楽しめます、とある。なるほど、そんな感じのワイン。

映画の友で観たのは昼間HNHKBSでやってたクリント・イーストウッド監督・主演の『荒野のストレンジャー』。
1973年の西部劇。 鉱山経営で成り立ってるらしい湖畔の町にイーストウッド扮するストレンジャー(よそ者)がやって来て、悪者3人組をやっつける話。
町の住人は臆病な人たちばかりで、かつて町に悪さをしていた3人組を、酔っぱらっているスキに捕まえて刑務所に送り込んだが、まもなく釈放されて町に復讐しようとしているというので、3人の荒くれ用心棒を雇っていた。
ストレンジャーは町にやってくるなり3人の用心棒をわずか3発の早撃ちで殺してしまう。
慌てた住民たちは代わりに町を守ってくれという。
引き受けたストレンジャー(実はこの男にもいろいろ過去がありそうなんだが、最後までよくわからない)は、住民といろいろあった末に、悪者3人組を殺して町を去っていく。

ストレンジャーの風貌とか映画の雰囲気はセルジオ・レオーネマカロニウエスタンの引写し、物語の展開は黒沢明の『用心棒』『七人の侍』の影響が大。
何しろ監督2作目の作品だからいたしかたない。
人は他人のをマネして成長していく。それがよくわかる映画だった。