善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

有馬記念2014の教訓


2着は、先日2~3着の穴馬としてあげたトーセンラーラキシスサトノノブレスオーシャンブルートゥザワールドのうち9番人気のトゥザワールドだったが、1着のジェンティルドンナが教訓的だった。

もちろん、馬自身のすごさはいうまでもないが、それ以上に中山競馬場の大規模改修で路盤を改修した効果が如実に出た結果だった。
陣営も、去年までの馬場だったらジェンティルを出走させなかっただろう。

きのうのレース、早めにエピファネイアが先頭に立ち、ちょっと早いかなとも思ったが、去年までの馬場だったらさらに引き離して、そのまま先頭でゴールしたのではないか。
きのうは馬場が軽いのか、後続の馬がどんどん追い上げてきて、最後は馬群に飲み込まれてしまった。

しかも勝ったのがディープインパクト産駒のジェンティルだった。無敵といわれたディープ自身、有馬記念は1勝1敗。その産駒はというと1回も有馬で勝ったことがない。というより、中山競馬場で行われた平地のGⅠレースでディープ産駒は1度も勝ったことがなかった。
小回りコースが苦手ということもあるかもしれない。
それが突き抜けてきたのだから、馬場改修の効果は絶大だったに違いない。

しかも中山の小回り2500mは内枠が断然有利(きのうは1着が2枠4番、2着が3枠6番だったが、去年の有馬は1着が6番、2着が4番だった)。
初めて行われた“枠順ドラフト”(出走馬関係者が抽選順で希望する枠順を選択する制度)で、ジェンティル陣営が1番、トゥザ陣営が2番を引いたのも大きかったろう。

何しろ0・1秒を争うのが競馬。今後は馬場のよしあし、それに枠も計算に入れたい。
と、終わってから教訓をたれてもね。