2日(火)朝6時20分から放送の「名曲アルバム ぞうさん~やぎさんゆうびん」というわずか数分の番組を見た。
「名曲アルバム」は古今東西の名曲を、作曲者あるいは作詞者とか、ゆかりの人物や場所の映像と字幕にダブらせて演奏する番組。数分しかないから、歌曲とか短い曲が多い。
「名曲アルバム」は古今東西の名曲を、作曲者あるいは作詞者とか、ゆかりの人物や場所の映像と字幕にダブらせて演奏する番組。数分しかないから、歌曲とか短い曲が多い。
2つの曲ともいずれも團伊玖磨作曲で、編曲は長生淳、歌・臼木あい、指揮・大井剛史、演奏・東京フィルハーモニー交響楽団と番組の紹介にあったが、臼木あいさんの透き通るような美しい歌声にうっとり。
字幕が、曲を邪魔することなくさりげなく挿入されていて、まどみちおの生涯が短い映像をとおしてよくわかり、彼の詩の心を育んだ山口県周南市の風景がどこか懐かしく感じられた。
字幕が、曲を邪魔することなくさりげなく挿入されていて、まどみちおの生涯が短い映像をとおしてよくわかり、彼の詩の心を育んだ山口県周南市の風景がどこか懐かしく感じられた。
2つの曲がメドレーで流れて、最後のところで見事に2曲が融合して終わった。
しろやぎさんから おてがみ ついた
くろやぎさんたら よまずに たべた
しかたがないので おてがみ かいた
さっきの てがみの ごようじ なあに
くろやぎさんたら よまずに たべた
しかたがないので おてがみ かいた
さっきの てがみの ごようじ なあに
くろやぎさんから おてがみ ついた
しろやぎさんたら よまずに たべた
しかたがないので おてがみ かいた
さっきの てがみの ごようじ なあに
しろやぎさんたら よまずに たべた
しかたがないので おてがみ かいた
さっきの てがみの ごようじ なあに
1番も2番も、まったく同じなのである。
要するに、しろやぎさんが出した手紙をくろやぎさんは読まないで食べてしまい、手紙の文面がわからないので「ご用事は何だったっけ?」と、今度はくろやぎさんがしろやぎさんあてに手紙を出す。
ところが、しろやぎさんも読まないで食べてしまい、「で、あなたのご用事は?」と聞き返す。
結局、1番に戻ってまた同じことの繰り返しで、この手紙のやりとりは永遠に続くしかない、そんな歌である。
要するに、しろやぎさんが出した手紙をくろやぎさんは読まないで食べてしまい、手紙の文面がわからないので「ご用事は何だったっけ?」と、今度はくろやぎさんがしろやぎさんあてに手紙を出す。
ところが、しろやぎさんも読まないで食べてしまい、「で、あなたのご用事は?」と聞き返す。
結局、1番に戻ってまた同じことの繰り返しで、この手紙のやりとりは永遠に続くしかない、そんな歌である。
しろやぎさんもくろやぎさんも、相手からの「ご用事」を知りたかったのだ。でも、目の前に紙があればムシャムシャと食べてしまうのがやぎさんの習性。ムシャムシャと食べてしまってから、「あ、いけね。くろやぎさんからの大切なお手紙だったんだ。何が書いてあったんだろう?」とやむなく問い合わせの手紙を書いて出す。
「手紙が来たら、食べちゃう前にちゃんと読むことが大事なんだよ」ということを言いたかったのではないか?
「人はパンのみにて生きるにあらず」という言葉もある。
その意味するところは深い、きっと。
「手紙が来たら、食べちゃう前にちゃんと読むことが大事なんだよ」ということを言いたかったのではないか?
「人はパンのみにて生きるにあらず」という言葉もある。
その意味するところは深い、きっと。
ところで「名曲アルバム」のホームページは次の通り。