善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

シャネルピグマリオンデイズ 福田悠一郎

土曜日(8月17日)夕方は銀座へ。盆休みだからかにぎやか。
シャネル・ネクサス・ホールで若手音楽家の演奏会「CHANEL Pygmalion Days」を聴く。

演奏者はヴァイオリンの福田悠一郎。ピアノは大須賀恵理。それに2曲目の共演が橋本彩子(ヴァイオリン)。
福田は1990年生まれの今年23歳。大雪の日の1月14日にも聴いていて、2回目。

曲目は、プロコフィエフの「ヴァイオリン・ソナタ第1番 ヘ短調 作品80」、それにモシュコフスキーの「2つのヴァイオリンとピアノのための組曲 ト短調 作品71」。

1曲目のプロコフィエフは不思議な魅力を持つ作品だ。
現代音楽っぽい始まりで難解な曲かなと思ったら、ロマン派的な美しい旋律が響いてきてホッとする。
福田の演奏は若いのに情緒があふれていて、半年のうちにずいぶん成長したなーと思う。
ピアノとの息が合っていて、2つの楽器の相乗効果が心地よい。
(あとで聞いたら福田とピアノの大須賀とは福田が小学生のときからの付き合いだとか)

第1楽章と終章の終わりには、「墓場に吹く風」のように弾きなさいとプロコフィエフ本人が指示したといわれる旋律が奏でられる。この曲はスターリン時代に作曲されたというから、作者の陰鬱な気持ちが表現されているのだろうか。

一方、モシュコフスキーのほうは高揚感あふれる感じで、軽快に終わる。

アンコール曲はタイスの「瞑想曲」。

コンサートは早めに終わって、西荻窪駅に着いたのは午後7時すぎ。
駅前の「珍閣」でイッパイやる。
生ビールのあと5年ものの紹興酒を頼んだら、まるで日本酒みたいな徳利に杯が出てきて、笑える。
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食べたのは、中華風冷奴(少しハシをつけたところで)。
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海鮮炒め。
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焼きギョウザ(羽の部分がちょっとというか、かなり油っぽかったのが残念)。
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