善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

アオゲラ発見

数日前、善福寺公園の上池あたりを歩いていると、カラスの声をもうちょっと上品にしたような、甲高い鳴き声が聞こえた。たまたま望遠鏡を手にした女性がいたので、「あれは何という鳥でしょう?」と聞くと「アオゲラですよ」と教えてくれた。

それで気になって探してみると、たしかに高い木の幹に丸い穴が掘られている。
イメージ 1

そういえば何年か前も近くの木の幹に同じような穴があいていて、よくもまあきれいにまんまるに穴をあけるものだと感心したことがあったが、声がするということはまだ近くにいるはず、と月曜日の朝に行ってみると、 あっ、アオゲラがいた!
イメージ 2

あたりをキョロキョロしたかと思うと、穴の中に首をつっこむ。
イメージ 3

どうやらアオゲラは巣作りの最中らしい。

アオゲラはキツツキの仲間。全長30センチほどで、ハトほどの大きさ。アオというが実際は黄色っぽい緑色をしていて(日本人にとって青とは緑でもあるのは道路の信号の色と同じ)、頭のてっぺんに赤い斑点がある。頭が大きくて赤色が長いのがオスだというが、はて、穴堀をしているのはどっちだろう?

それと、いつも不思議に思うのは、キツツキの仲間って、アカゲラにしてもコゲラにしても、みんな「~ゲラ」と呼んでいて、キツツキとは呼ばない。
なぜだろうと調べたら、昔キツツキは「ケラツツキ」と呼ばれていたという。
「ケラ」は昆虫(ムシケラ)のことで、ケラをツツクからケラツツキ。
それで赤い色のケラツツキでアカゲラ、青い色したケラツツキでアオゲラと呼ばれるようになったのだとか。

それにても鳥なのによくも縦に止まれるものだと思ったら、尾っぽが重要な役割をしているらしい。
キツツキはほとんどが楔形の尾をしていて、この尾で体を支えて木の幹に縦に止まることができるのだという。
舌も長くてキリのような長い舌を持っていて、通常は頭の中のサヤのようなところに収まっていて、木の中から虫などを捕らえるのにとても便利にできているのだとか。

巣が完成したら、ここで赤ちゃんが生まれるのだろうか?

そういえば、バンのヒナは?と下池に回ると、バンの親が子どものバンにエサを与えていた。(中央の杭の左の小さいのがバンのヒナ)
イメージ 4

先日は2羽いたが、今日見たのは1羽。ほかのヒナはどうしたかな?
(その後、3羽を確認)