善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

御衣黄ザクラ

低気圧通過から一夜明けた日曜日朝の善福寺公園は快晴。
夜来の風はそれほど強くなかったのか、枝はあまり落ちてない。
地下水汲み上げのポンプが直り、水位も徐々に回復傾向。
カルガモの数が少ないのは、水が減ったためか、子づくりに励んでいるためか。
オナガガモはとっくにいないが、キンクロはまだいる。

池をめぐりながら、このところ毎日「この辺に遅咲きのサクラがあったはず」と探している。
いつも見つからなくて不思議に思っていたが、散歩中なのか何人かの女性が上を見上げているので足を止めると、高い木の枝に、ナント探していたサクラが咲いているではないか。
イメージ 1

自分の背丈と同じぐらいと思っていたが、木は成長するもの。何年か前はまだ植えたばかりだったので背より低かったが、いつの間にか立派に成長してかなり高い位置に花を咲かせていたので、前を通っても見逃していたのだった。

花の名前は「ギョイコウ(御衣黄)ザクラ」。以前は「ウコン(鬱金)ザクラ」かと思っていたが、去年だったか、練馬区にある牧野記念庭園の展示室でサクラの展覧会を見たとき、鬱金ではなくて御衣黄とわかった。
御衣黄鬱金も花弁に葉緑体を持っていて、花は緑色っぽくなる。鬱金のほうは緑色が弱く淡黄色だが、より緑色が強いのが御衣黄だ。

なるほどサクラにはいろんな種類があるもので、ソメイヨシノが葉ザクラになったあとでも、違うサクラが咲いている。下に垂れた感じのこのサクラは何というサクラだろう?
イメージ 2

コブシの花が散ったあと、隣のヤマグワの枝には、スジのような小さな花が咲いていた。
イメージ 3