善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

京都 早咲きのサクラ

土日は仕事で京都に行ったついでに早咲きのサクラを見て回る。

京阪電車出町柳駅のすぐそばにある長徳寺の「オカメザクラ
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由来によると、イギリスのサクラ研究家イングラムが、カンヒザクラ(寒彼桜)とマメザクラ(豆桜)を交配して1947年につくった品種だとか。意外と新しい。

サクラとは関係ないが、「出町柳」という地名の響きが昔から好きだ。
ところがこの地名はここに駅ができたときに名づけられたもので、こちらも意外と新しい。
「出町」とは「ここから町(京都)を出る」という意味だそうで、たしかに鞍馬山に向かう叡電鞍馬線の始発駅になっている。
また、京阪電車が通る前は市電の「出町駅」があって、京都から北へ行く出発点でもあったのだろう。
で、「出町駅」と区別するために「出町柳」としたのだとか。

出町柳から少し歩いた百万遍にある智恩寺にも、早咲きのサクラが咲いていた。
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こちらはフジザクラという品種だそうで、メジロが盛んに花の蜜を吸っていた。

京阪電車でそのまま南に下り、普段は公開しない三門を特別公開しているというので、東福寺へ。

東福寺・三門は14世紀後半から15世紀に建てられたと伝えられる。
京都三大門といえば知恩院・三門、南禅寺・三門、仁和寺・二王門をいうが、これらはいずれも江戸時代前期に建立されたもので、東福寺の三門はそれより200年前の室町時代禅宗最古の門ということで、別格扱いなのだそうだ(知恩院の三門もなかなか立派で、中学か高校の修学旅行で行ったとき、円山公園から階段をのぼったところにある三門の圧倒的な存在感に驚嘆したものだった)。
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急な階段を上って階上に出ると、すばらしい眺め。京都タワーも遠くに見える。
楼内には釈迦如来十六羅漢像などとともに、天井や壁に描かれた極彩色の絵がまた、だいぶ剥げかかっているもののすばらしい。
特に「マカラ」という想像上の動物? が迫力満点だった。

夜は京都の南、竹田駅へ。どこかいい店ないかと適当に探して入ったのが「ととや良作」という居酒屋。
さすが東京とは魚が違う。
食べたのは、まずはオコゼの刺し身。キモつき。
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セセリポン酢。
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ハモ。
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グジから揚げ。
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京都あたりでは甘鯛をグジといって、東京の居酒屋ではほとんど見かけない。
特にウロコがついたままの皮がパリパリとしておいしかった。

翌日も午前中、時間があったので城南宮へ。
ここはウメの名所として知られているところで、満開のウメがそれは見事だった。
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夜、東京に戻ると、ソメイヨシノが咲き出していた。