善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

大泉学園散歩

きのうT・ジョイ大泉でやっていた映画『アーティスト』はナント朝の8時20分開演。次の回は夜になるから、早朝からバスで大泉学園へ。

映画が終わったのは10時10分。早すぎる。
せっかくだから散歩しようというので、大泉学園周辺を歩く。
まずは映画館向かいにある「東映アニメーションギャラリー」へ。
入場無料。ただし、門のところと会場入口で2回も住所・氏名を書かないといけない。
日本のアニメの発祥地がここなんだとか。
アニメの歴史、アニメづくりの様子などがよくわかる。
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日曜日というのに参観者はあまりいなくて、幼児連れがチラホラ。
受付に座っていたおじさんは、日本初の長編アニメ『白蛇伝』のころから絵を描く仕事をしてきたとかで、いろんな昔の貴重な話をしてくれた。

次は西武線大泉学園駅の南口に出て、駅から5分ほどのところにある「牧野記念庭園」へ。
世界的に著名な植物学者・牧野富太郎1862年~1957年)が大正15年(1926年)から昭和32年に死去するまでの32年間住んだ居宅と庭の跡で、昭和33年(1958年)に区立庭園となっている。入場無料。

園内には牧野富太郎が発見し、妻の名をとって命名したスエコザサをはじめ、日本で最大級のセンダイヤザクラ、ヘラノキ、チチブフジなど340余種の植物が成育しているとか。
二輪草
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ヤマブキにも種類がいろいろあり、こちらはキクヤマブキ
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シロヤマブキ
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庭園内の記念館では特別展「サクラで祝う富太郎の誕生日」が開催中だった。
2012年は牧野富太郎の生誕から数えて150年目にあたり、大のサクラ好きであった牧野富太郎の生誕を記念し、明治から昭和期に植物学の記録として描かれた桜花図約100点が展示されてあった。
中でも見事だったのが、牧野富太郎に師事したサクラ研究者で学校教師の川崎哲也氏による「サクラ図譜」。写真よりもリアルで、美しかった。

ここでも学芸員?の方が親切丁寧にいろいろ教えてくれた。
サクラって実にいろんな種類があるんだなーとあらためて実感。
善福寺公園に咲いているサクラで、先日ブログで「鬱金では?」と紹介したサクラは、どうやら「御衣黄(ぎょいこう)」であるらしいことも発見。

庭園を出るころはもはや12時をまわっていた。
石神井公園の中に「むさしの エン座」という武蔵野うどんの店があるというので、公園をめざす。
20分ほど歩いて公園到着。公園はかなり広大で、真ん中に池がある。三宝寺池といって、武蔵野三大湧水地のひとつだとか。
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園内を歩いていくと、だんだん人通りが増えていって、大にぎわいの場所に出る。なんでも本日は「照姫まつり」が開かれていて、その主会場が石神井公園
めざすうどん屋も大賑わいで、1時間待ち。
こりゃイカンと三宝寺池のバス停で待つことしばし。阿佐ヶ谷駅行の西武バスに乗る。
八丁でおりて、一度行きたかった荻窪警察署向かいにある「豚や」へ。
知る人ぞ知る人気店で、行列ができていた。

やはり武蔵野うどんの店で、「豚肉汁うどん」(900円)が人気メニューらしい。ザルに盛られた冷たいうどんと豚肉が入ったつけダレが出てきて、タレにつけながら食べる。うどんには「白」と「黒」があり、黒のほうはふすま入りだとかでちょっぴり黒っぽい。

手打ちうどんは太くてコシがあり、噛み応え十分。食べ進むうち、うどんと格闘している感じになる。こんなうどんは初めてだ。