善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

目白 五城目

きのうは秋田料理の店「五城目(ごじょうめ)」で痛飲。

JR目白駅から5分、正確には新宿区下落合のはずれ。昔風の店構え。入ると右手はカウンター席で、10人ほどが座れる。左手は座敷になっていて10数人は入るだろうか。

ビールのあと、秋田の酒を注文。まずは新政の枡酒、その後、刈穂、飛良泉、あとは何だっけ・・・、その後の記憶なし。

料理は刺身の盛り合わせにはじまり、米なすの田楽、白子、ハタハタの焼き物、いぶりがっこ、ドジョウのから揚げ、〆はキリタンポ鍋。

絶品だったのがブリの刺身。今ごろのブリは脂がのっていてうまい。
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ハタハタはおなかがふっくらとしていて、卵が詰まっている。口の中でプチプチとはじける。
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ドジョウのから揚げがまた絶品。頭から骨までまるごと食べられるようにするため、わざわざ小さいドジョウだけを市場から買ってきているという。これが酒に合うんだな~。
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いぶりがっこは秋田独特の漬物で、大根などを囲炉裏の上につるして燻製にしてから、主に米糠と塩で漬け込んでつくる。いぶされた煙が大根に染み込んでいて、味わい深い。
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途中、おかみさん(実際は現オーナのお母さん)がで出てきてあいさつしてくれた。ちょうど50年前にこの店をはじめ、来年は88歳、米寿を迎えるという。
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秋田なまりが耳に心地よく、ますます酒が進む。言葉の響きも、酒のつまみの1つなんだな。
店の名前「五城目」とは、彼女の出身地なのだという。
今は干拓された八郎潟より内陸寄りで、標高300何十mの森山のふもとに広がる町で、かつては林業が盛ん。お城もあるという。
そんな話を秋田弁で聞きながらのイッパイ。最高の贅沢だ。

最後はキリタンポ鍋。おかみさんが毎日、杵と臼で手作りしているという。
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身も心もあったまる一夜だった。

五城目
東京都新宿区下落合3-15-25
電話03-3951-1278
17時~23時
日曜日休み