黄金色の菊姫

土曜日の善福寺公園。昨夜来の雪もやんで、曇り空。
思いのほか雪は積もっていない。
ただ、枝についた雪が溶けて水滴となったのが朝の寒さで氷となって落ちてくる。
氷を載せたロウバイ。重さと冷たさでつらかろうに。

昼近くなってまた雪が舞うようになり、寒い。
ならば体の中から温めようと、一升瓶の封を切る。
久しぶりの菊姫山廃純米酒。
そういえば昔、日本酒に開眼したのが菊姫山廃純米だった。
でも、そのときはもっく味にクセがあったが・・・、とよく見ると「生原酒」とある。生原酒は普通もっと濃厚であるはずだが、まだウブい感じのさわやかさを感じる。
4合瓶に入れてみて、その清純な色あいに驚く。
ああ、これこそ本当の酒の色。思わずシャッターを切る。
黄金色の酒は旨し。なんだかきょうは感傷的。雪のせいか。