善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

吉祥寺美術館 100かいだてのいえのひみつ

成人の日の善福寺公園は快晴。風強く、寒い。
きのうまで張っていた氷がなくなっていた。(下池ではまだ少々あったが)
ボート乗り場付近に久しぶり、カワセミが1羽。ダイブしたか思ったら、次の瞬間、姿を消していた。
(って、写真ではまるでわからないと思うが、真ん中の茶色っぽいのがカワセミ・・・)
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公園のあちこちでウメが咲き始めていた。
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散歩のあと武蔵野市立吉祥寺美術館で開催中の岩井俊雄の展覧会「100かいだてのいえのひみつ」を観に行く。

岩井俊雄は1962年生まれ。もともとメディアアーティストとして最先端のテクノロジーを駆使したデジタル系の作品を発表していた。子どもが生まれるとともにアナログに目覚め、絵本だとか段ボールアートの作品を発表するようになったという。

今回の展覧会、すこぶる面白かった。
主として『100かいだてのいえ』『ちか100かいだてのいえ』と題する絵本の原画の展示と、その創作過程、子どものための段ボールなどによる手作りオモチャの数々、などが展示されているのだが、観に来ていた子どもたちも大喜びしていたが、大人も大いに楽しめた。

『100かいだてのいえ』にしても『ちか100かいだてのいえ』にしても、本作りの発想からして面白い。本を横に開くのではなく縦に開くようになっていて、『100かいだてのいえ』では、男の子が100階建ての家を1部屋ずつ訪ねていって、最上階にまで至るお話。『ちか100かいだてのいえ』はもっと楽しくて、最後は訪ねて行った女の子が火山の噴火とともに地上に戻っていく。

もっと面白かったのは、手作りオモチャの数々。何しろ段ボールアートの魅力がいっぱいで、いくつもの創造のヒントがそこにあった。大人も子どもも楽しめる、手作りの魅力あふれる展覧会といえよう。
しかもナント、入場料は100円!
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