善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ルリビタキの若オスかな?

火曜日朝の善福寺公園は快晴。最初、空気が冷たかったが、日差しを浴びるうちにあったかくなっていく。 上池では文二らしいオスのカワセミが、同じオスのカワセミの三郎との縄張りの境界線のあたりまでやってきていた。 ここ何日も三郎の姿を見ない。文二は…

きのうのワイン+映画「遠い太鼓」「未来世紀ブラジル」

イタリア・ヴェネト州の白ワイン「ヴィニエティ・デル・ソーレ・ソアーヴェ(VIGNETI DEL SOLE SOAVE)2020」 イタリア東北部ヴェネト州ヴェローナの北、ワイン生産地として知られるヴァルポリチェッラで最近、新石器時代の6300年前のブドウの花粉と種子が発…

エメラルドグリーンの目をもつカワウ

月曜日朝の善福寺公園は快晴。多少寒さがゆるんできたかな。 上池の比較的近くでカワウが羽繕いしていた。 真っ黒い体をしているが(繁殖期になると頭部と腰のあたりに白い繁殖羽が生じ白っぽく見えるようになる)、虹彩は鮮やかなエメラルドグリーンだ。 虹…

モズ男くんの恋の歌(動画つき)

日曜日朝の善福寺公園は快晴。日差しは春だが、風は冬。 けさも上池には文二らしいオスのカワセミ。 ジッと目を凝らしてエサをねらっている。 このところ、文二は毎日のように見るが、三郎の姿を見なくなったのが気がかり。 メスを求めて放浪の旅にでも出た…

〈記憶〉をめぐる冒険「ミン・スーが犯した幾千もの罪」

トム・リン「ミン・スーが犯した幾千もの罪」(鈴木美朋・訳、集英社文庫) 原題「 The Thousand Crimes of Ming Tsu」 中国系アメリカ人のガンマンが主役の異色の西部劇小説。 大陸横断鉄道完成間近のアメリカ西部。妻エイダを奪われ、不当な罪を着せられた…

紅梅にメジロ

土曜日朝の善福寺公園は晴れ。日差しは暖かいが、風が冷たい。 上池では、文二らしいオスのカワセミの姿。 そんな文二を見ていると、満開となった紅梅にメジロの群れがやってきていた。 善福寺公園には、いつもカワセミの文二が定位置にしている当たりにウメ…

ルリ男くん同士のケンカは「色」で決まる

きのう本ブログで、ルリビタキの独特の色彩発現について書いた。 ルリビタキというとオスの青色が美しく、“青い鳥”として人気だが、実はルリビタキの最大の特徴はそれより、若いオスが繁殖可能であるにも関わらずメスそっくりの地味なオリーブ褐色の羽の色を…

求愛の歌うたうモズ男くん

金曜日朝の善福寺公園は曇り。比較的気温が高め。風もなくすごしやすすい。 上池では、池の淵の杭の上に文二らしいオスのカワセミがとまっていた。 池をめぐっていると、聞き慣れない鳥の声がする。 鳴き声の方向を見ると、比較的低い枝でオスのモズがしきり…

きのうのワイン+映画「花様年華」

イタリア・トスカーナの赤ワイン「シギロ・ロッソ・キャンティ(SIGILLO ROSSO CHIANTI)D.O.C.G」 (写真中央はジャンボマッシュルーム・ベビーベラ(ブラウンとホワイト)の肉詰め。左上はサバの燻製) トスカーナを代表する老舗ワイナリー、ピッチーニの…

ルリビタキのメスと若オスが同じ色をしてるワケ

木曜日朝の善福寺公園は曇り。風はなく、気温もそれほど低くないが、日差しがない分、寒い。 公園に着くと、さっそくルリビタキがお出迎え。 ほんの一瞬だったのでちょっとピンボケ。 すぐにいなくなったと思ったら、少ししてまた現れた。 しかし、これもた…

ようやく出会えたアカハラ

水曜日朝の善福寺公園は快晴。気温は低いが風はない。陽が高くなって歩いているとぽかぽかしてくる。 公園に着くと、一瞬、地面にルリビタキのメスらしいのがおりていたが、すぐにいなくなった。 あとで聞いたところでは、最近このあたりでみるルリビタキは…

きのうのワイン+映画「633爆撃隊」「ほんとうのピノッキオ」「地下鉄のザジ」

ふだんは日本酒だが、たまに飲むワイン。 イタリア・トスカーナの赤ワイン「ヴィラ・アンティノリ・ロッソ(VILLA ANTINORI ROSSO)2018」 1385年からの歴史を誇るイタリア最古のワイナリー、アンティノリの赤ワイン。 トスカーナ地方原産のサンジョヴェーゼ…

住宅地に現れたカワラヒワ

火曜日朝の善福寺公園は快晴。気温は低いが風がないのが救い。帰るころになると冷たい北風が強くなってきたが。 公園に行く途中、変わった鳥の鳴き声がする。 見上げるとカワラヒワだった。 大きさはスズメぐらいだが、全体に黄褐色で、太いクチバシ、翼の当…

善福寺池上池でも“恋バナ”始まる?

月曜日朝の善福寺公園は快晴。きのうに引き続き寒さゆるむが、時折吹く北風が冷たい。 上池をめぐっていると、いつものところにオスのカワセミの文二はいなくて、離れたところでエサをねらっていた。 ひょっとして三郎がここまでやってきたのかもしれないが…

「アプロプリエイト-ラファイエット家の父の残像-」

地下鉄赤坂見附駅から歩いて数分のところにある「赤坂RED/THEATER」で、劇団ワンツーワークスの「アプロプリエイト-ラファイエット家の父の残像-」を観る。 同劇団は劇作家・演出家の古城十忍(こじょう・としのぶ)氏が主宰する2009年設立の演劇集団。 脚…

冬のモズは何食べる?

日曜日朝の善福寺公園は薄曇り。穏やかな朝。 きょう19日は季節の移り変わりの指標である「二十四節気」の「雨水」。 降っていた雪が雨に変わり、雪解けが始まるころ、とされる。 立春から2週間がすぎ、暦の上では確実に春に向かっている。 上池では、いつも…

可憐なスパイが活躍「崖上のスパイ」

新宿ピカデリーで上映中の中国映画「崖上のスパイ」を観る。 2021年の作品。 原題「懸崖之上/CLIFF WALKERS」 監督チャン・イーモウ、出演チャン・イー、ユー・ホーウェイ、チン・ハイルー、リウ・ハオツン、チュー・ヤーウェンほか。 中国を代表する映画監…

花に囲まれ幸せメジロ

土曜日朝の善福寺公園は快晴。寒さゆるむ。日差しも明るい。 上池をめぐっていると、満開のウメにメジロがやってきていた。 ウメにウグイスならぬ、ウメにメジロ。 クチバシを伸ばして蜜を吸おうとしている。 いつもいるあたりには文二らしいオスのカワセミ…

警察小説変じて歴史ロマン「真珠湾の冬」

ジェイムズ・ケストレル「真珠湾の冬」(訳・山中朝晶、ハヤカワポケミス、原題「FIVE DECEMBERS」) ハードボイルド&ミステリー小説として読み始めるが、警察小説として始まった物語はやがて太平洋戦争下を生き抜く男の魂の彷徨を描いていく。原題の「FIVE…

おしゃべりしたいエナガ

金曜日朝の善福寺公園は晴れ。ちょっとだけきのうよりは暖かい。 けさもまずは上池の文二らしいオスのカワセミ。 離れたところには三郎らしいオスのカワセミ。 下池に向かう途中には、メジロの群れ。 盛んに赤い実をついばんでいる。 クチバシでくわえたたと…

きのうのワイン+映画「おじいさんと草原の小学校」他

フランス・ラングドック・ルーションの赤ワイン「ドメーヌ・ド・ヴィルマジュー・コルビエール・ブートナック(DOMAINE DE VILLEMAJOU CORBIERES BOUTENAC)2020」 フランス南部のラングドック・ルーションでワインづくりをしているジェラール・ベルトランの…

カワヅザクラとメジロ

木曜日朝の善福寺公園は快晴。きのうと違って北風はやみ日差しがまぶしいが、空気は冷たい。 上池の文二らしいオスのカワセミ。 けさはコブシの木にとまっていた。 ハクセキレイが足元までやってきた。 メジロが木の根元までおりてきてエサを探している。 下…

赤い実大好きメジロ

水曜日朝の善福寺公園は晴れだが、雲が多く、北風ピューピュー。 上池の文二らしいオスのカワセミ。 北風に吹かれながらもエサをねらっていた。 下池に向かう途中にはけさもメジロの群れ。 忙しく梢をめぐっている。 下池では、枝にとまっているのはメスのカ…

おちょぼ口のウグイス

火曜日朝の善福寺公園は曇りときどき晴れ。きのうに比べまた寒くなった。三寒四温というが、実感としては一寒一温という感じ。 けさも最初はオスのカワセミの文二くん。 北風に吹かれて羽毛が揺れている。 下池に向かっていると、このところ毎日見るメジロ。…

春の足音 フキノトウに姫立金花、鶯神楽

月曜日朝の善福寺公園は曇り。朝から雨の予想で、空はどんよりしている。 公園に着くなり、足元で黄色い花が咲いている。 テカテカ・ツヤツヤの輝くような黄色が目立つヒメリュウキンカ(姫立金花)だ。 早春に咲いて春の訪れを知らせてくれる花。 しかし、…

目の前にモズのオス

日曜日朝の善福寺公園は、はじめ曇り、のち晴れ。寒さもゆるむ。 公園に着くと、けさも上池でまず出迎えてくれたのは文二らしいオスのカワセミ。 いつものお気に入りの枝にいた。 池をめぐっていると、ジョウビタキのオスが飛んできた。 いつもは見ない場所…

滑りのたうつ勘十郎の「女殺油地獄」+おでん割烹「稲垣」

国立劇場小劇場の「2月文楽公演」第三部「女殺油地獄」を観る。 東京は朝から大雪の日だったが、客席は埋まっていて、しかも女性が多い。文楽とか浄瑠璃というと“男の世界”かと思っていたが、女性が文楽の魅力を知るようになって今はむしろ逆転しているのか…

ジョビ子と一緒の公園散歩

土曜日朝の善福寺公園は快晴。きのうの雪と雨の一日とは一転、突き抜けるような青空。 公園には雪がまだ残っていた。 上池には、けさも文二らしいオスのカワセミ。 羽が折れたオナガガモがエサをついばんでいた。 ケガしても元気に懸命に生きているというの…

“悪の美”演じ納め 仁左衛門の「霊験亀山鉾」

東京・東銀座の歌舞伎座「二月大歌舞伎」第三部「通し狂言 霊験亀山鉾(れいげんかめやまほこ)」を観る。 「亀山の仇討ち」として世に知られる実際にあった事件を四世鶴屋南北が劇化したもの。 ただし、仇討ちより陰惨な返り討ちがメインという異色の芝居で…

降り出した雪と野鳥たち

金曜日朝の善福寺公園は雪。 出かけるころはチラホラ舞う感じだったが、公園から帰るころはしっかりと降ってきた。 公園に着いて、まずお出迎えは上池の文二らしいオスのカワセミ。 池をめぐっていると、何羽かの鳥の動きが目に入る。 枝にとまったのはツグ…