善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

台湾発ミステリー 台北プライベートアイ

紀蔚然「台北プライベートアイ」(船山むつみ訳、文藝春秋)を読む。 台湾発のミステリーというので手にとる。 作家で大学教授でもある呉誠(ウ―・チェン)は若いころからパニック障害と鬱に悩まされてきた。ある日、日ごろの鬱憤が爆発して酒席で出席者全員…

カワセミの2番子?公園デビュー

土曜日朝の善福寺公園は曇りときどき晴れ。やはり早朝(午前6時台)はいくぶんすごしやすい。 公園に着くなり、フェンスにつかまって羽化直後のニイニイゼミ。 いつもは樹木にくっついているが、これなら裏から観察できるとのぞき込むと、裏側のおなかのあた…

花粉にまみれ至福のミツバチ

金曜日朝の善福寺公園は晴れ。朝から暑い。 けさはいつもより1時間ほど遅い出発。 さすがに羽化中だったり羽化直後のセミはあまり見ないが、むしろ羽化に失敗して死んでしまったものが目につく。羽化成功率はそれほど高くはないのだろうか? ミンミンゼミが…

命の輝きの美しさ アカスジキンカメムシ

木曜日朝の善福寺公園は曇り。風がなくムシムシ。 上池を半周して、道路を隔てた下池に向かっていると、ニイニイゼミが羽化中だった。 アブラゼミの羽化中の姿が乳白色の天使のように見えるのと比べると、地味な色合い。 少しずつ脱皮しているのか、まるで動…

きのうのワイン+映画「落穂拾い」他

アルゼンチンの赤ワイン「レゼルヴァ・カベルネ・ソーヴィニヨン(RESERVA CABERNET SAUVIGNON)2018」 (写真はこのあとメインのズッキーニの挽き肉挟み焼き) 生産者は「太陽とワインの州」といわれるアンデス山脈のふもと、メンドーサ地区でワインづくり…

天使のはね 羽化中のセミ

水曜日朝の善福寺公園は曇りのち快晴。風がないのでムシムシする。 けさの善福寺公園はセミの羽化ラッシュ。 あっちでもこっちでも羽化直後のセミを見た。 朝の時点でこれだから、夜中に公園に来たらたくさんの羽化シーンが見られただろう。 木の上の方で脱…

正式に発表 新種のゼンプクジアザミ

火曜日の善福寺公園は台風の影響で前夜から雨。やむのを待って昼休みに公園を1周。 上池を半周して下池を1周。 池のほとりに赤いイトトンボ。希少種のベニイトトンボかな? 近くには真っ赤っかのアカトンボが翅を休めていた。 さらにその近くではシオカラト…

きのうのワイン+映画「ダゲール街の人々」

チリの赤ワイン「マプ・レゼルヴァ・メルロ(MAPU RESERVA MERLOT)2019」 (メインの料理は牛サーロインの網焼き) フランス・ボルドーワインの最高峰、メドック格付け第1級のシャトー・ムートンを所有するロスチャイルド社がチリで手がけるワイン。 スパイ…

セミの脱け殻の行進?

月曜日朝の善福寺公園は晴れたり曇ったり。湿度は高いが風があるのでしのぎやすい。 公園に着くなり上池のほとりの枝にカワセミ。 オスのようだが、お気に入りのエサ場なのか、最近はよくここで出会う。 何と、セミの脱け殻がきれいに1列に、まるで行進して…

渋い色合いクワカミキリ

日曜日朝の善福寺公園は晴れ。風が吹くと木陰では涼しい。 シオカラが翅を前にしてひと休みしていた。 けさは公園のをあちこちで羽化したばかりのセミを見る。 羽化してからだいぶたってると思うが、ニイニイゼミが幹を横歩きしている。 樹皮に溶け込んでよ…

本年度のエドガー賞受賞作 ブート・バザールの少年探偵

ディーパ・アーナパーラ「ブート・バザールの少年探偵」(坂本あおい訳、ハヤカワ・ミステリ文庫)を読む。 原題は「Djinn Patrol on the Purple Line」。 少年の目を通して描いたインド社会の闇。インドのスラム街の匂いや気配が伝わってくる小説。 先日は…

造形美の極致、モモスズメの交尾

土曜日朝の善福寺公園は晴れ。日差しが弱く、多少風もあるのですごしやすい。 上池のカワセミは、最初遠くにとまっていたので池をめぐって近くに行くと、今度は最初見たあたりに飛んでいって、結局のところ遠くから見るハメになった。 公園のコスモスが咲き…

ニイニイゼミ羽化の瞬間

金曜日朝の善福寺公園は晴れ。風なく蒸し暑い。 公園に着くなり、上池にカワセミが1羽。 きのう、公園から帰るときに見つけたのと同じ場所にとまっていた。 お気に入りの場所? 羽化途中のニイニイゼミに遭遇。 一生懸命お尻から出てくるところ。 もうあと少…

きのうのワイン+映画「7番房の奇跡」他

フランス・ブルゴーニュの赤ワイン「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール・アンリ(BOURGOGNE PINOT NOIR HENRI)2017」 ピノ・ノワールはブルゴーニュを代表する赤ワイン用ブドウ品種。透明感のあるルビー色で比較的タンニンの少ない、なめらかな味わいのワイン。…

樹木に溶け込むニイニイゼミ

木曜日朝の善福寺公園は快晴。始めは風もあって涼しかったが、日が照ってくると、ひとこと暑い! 散歩なんかできるのは朝の早いうちだけだ。 きょうは大暑。オリンピックの都合で海の日。 ハナアブの仲間、ヒラタアブがツユクサにとまっていた。 よくみると…

ゆらめくナナフシ

水曜日朝の善福寺公園は快晴。日なたは暑いが木陰は涼しい。 上池ではけさもカワセミが飛んでいた。 上池を半周して下池を1周。 イトトンボが朝の休憩。 スイレン畑で身を潜めてエサをねらっているのはアオサギ。 低い姿勢で少しずつ移動しながら・・・。 小…

人は一人では助からない 天使と嘘

マイケル・ロボサム「天使と嘘」(越前敏弥訳、上下巻、ハヤカワ・ミステリ文庫)を読む。 2014年に発表した「生か、死か」に続き、19年に発表した本作で20年に2度目の英国推理作家協会最優秀長編賞(ゴールド・ダガー)を受賞。同年のアメリカ探偵作家クラ…

ムシヒキアブの複眼の妖しい輝き

火曜日朝の善福寺公園は曇り。風がなく、蒸し暑い。 上池のカワセミを探すと、水しぶきが上がったのでよくみると1羽がダイブして獲物をゲットしたところだった。 オスのようで、獲った魚の頭を上にするプレゼントポーズ。 メスを探しているのだろうか。やが…

きのうのワイン+映画「秘密と嘘」他

チリの赤ワイン「エノテカ・カベルネ・ソーヴィニヨン(ENOTECA CABERNET SAUVIGNON)2019」 (写真はこのあと牛ステーキ。パンは吉祥寺・ダンディゾンのパン) チリのワイナリー、モンテスが、日本のワイン商社エノテカのためにつくったエノテカオリジナル…

抱卵中?のアオサギvsカラス

月曜日朝の善福寺公園は快晴。きのうおととい同様、木陰は涼しく、日なたは暑くまぶしい。 上池のカイツブリのペアはいつも仲よし。 ミスジチョウがとまっていた。 しかし、よくみると少し小さめで、翅に走る3本の白い線の模様も違う気がする。 コミスジかも…

日本最大のアリ?

日曜日朝の善福寺公園は快晴。きのう同様、木陰は涼しく日なたは暑い。 上池をめぐっていると池のほとりの木陰にカワセミが1羽。 よくみるとおなかの当たりが黒っぽい。幼鳥のようだが、巣立ってからはだいぶたっているのか、脚は赤身がある感じ。やがて飛び…

魂の歌と踊り ラッチョ・ドローム

銀座5丁目のエルメスビル10階にあるミニシアター「銀座メゾンエルメス ル・ステュルディオ」でフランス映画「ラッチョ・ドローム」を観る。 1993年の作品。監督・脚本トニー・ガトリフ。 ジプシーとも呼ばれるロマの流浪の歴史を綴るドキュメンタリー。セリ…

イトトンボが交尾中

土曜日朝の善福寺公園は快晴。木陰は涼しいが日なたはまぶしくて暑い。 公園ではきのうあたりからさかんにセミが鳴いている。 上池にメスのカワセミ。 ベッコウハゴロモの幼虫。近づくとドンドコ逃げていった。 上池と下池をむすぶ小川(遅野井川)にはけさ…

きのうのワイン+映画「ジョーカー」他

アルゼンチンの赤ワイン「コレクシオン・カベルネ・ソーヴィニヨン(COLECCION CABERNET SAUVIGNON)2020」 メーン料理の牛ハンバーグ。付け合わせは黄色いズッキーニ。 創業120年のアルゼンチンを代表するワイナリー、ボデガ・ノートンのワイン。 アルゼン…

一寸の虫にも・・・

金曜日朝の善福寺公園は始め曇りのち晴れ。風があると涼しい。 けさのカワセミは、上池にオスが1羽。 ムラサキツユクサが咲いている。 花の色が紫色をしていて、ツユクサに良く似ていることからこの名がついたが、もともと北アメリカ原産で、日本には明治時…

今の時代にも通じる「新国立劇場 反応工程」

東京・初台の新国立劇場小劇場で上演中の「反応工程」を観る。作・宮本研、演出・千葉哲也。25日まで。 平日の昼間だったが、客席はほぼ埋まっていて、客層は男性は頭の白いオジサンが多かったが女性は若い人も目立った。 始めのうちは、役者が声を張り上げ…

ニイニイゼミとミンミンゼミ

木曜日朝の善福寺公園は曇り。風がないので蒸し暑い。 上池では遠くのほうにカワセミが1羽。 ダイブしてエサをゲットしていた。 今年春に生まれた4羽のカルガモのヒナ。大人並みに大きくなっても、いまも仲よしで、お母さんと一緒。 今年初のニイニイゼミ。…

アオバハゴロモ幼虫のニラメッコ

火曜日朝の善福寺公園は曇り。風があるので湿度は高いが比較的涼しい。 上池の遠くの方にカワセミが2羽とまっていたが、やがて1羽は去っていった。 残ったのはオスのようだ。 池をめぐって、さきほどカワセミがいたあたりを見ると、まだとまっていたのかとよ…

きのうのワイン+映画「人情紙風船」

フランス・アルザスの赤ワイン「ピノ・ノワール・レゼルヴ(PINOT NOIR RESERVE)2019」 生産者のトリンバックは、1626年に創業し、4世紀13代に渡って歴史と伝統を育んできたアルザスきっての名門ワイナリーだとか。 白ワインのイメージが強いアルザスだが、…

ヤマセミ? いえ、ムクドリ

火曜日朝の善福寺公園は曇り。朝から蒸し暑い。 上池にけさもカワセミ。オスのようで、メスを探しているような素振り。 上池から下池をつなぐ小川(遅野井川)でムクドリが水浴びてしていた。 水浴び直後は頭の毛がボーボーでヤマセミみたい。 下池では久し…