善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

クリント・イーストウッド「J・エドガー」

日曜日朝の善福寺公園は晴れ。北風強く極寒。 上池の端にびっしりと霜柱、まるで氷柱のごとく。 きのうは封切ったばかりのクリント・イーストウッド監督『J・エドガー』を大泉学園のT・ジョイ大泉で観る。初日のしょっぱなの回だったが、観客は数えるほど…

オラフ・オラフソン『ヴァレンタインズ』

アイスランド出身の作家オラフ・オラフソンによる12の短編を収めた作品『ヴァレンタインズ』(白水社)を読む。 アイスランドは行きたい国の1つ。特に今もなお火山活動が活発だというので、“生きている島”という感じがする。つい最近、アイスランドを旅した…

会津の馬刺し

土曜日の午前中、宅急便で生ものが届いた。送り主は飲み仲間の友人、福島県会津若松市にある「ヤマゴ精肉本店」の「生肉」と書いてある。 それで思い出した。去年の暮れにイッパイやったとき、会津の馬刺しはうまい、とかいう話があって、「それなら送ってく…

劇団黒テント 青べか物語

きのうは劇団黒テントの『青べか物語』を観る。 10年ほど前から黒テントの芝居を観ているが、きのうのは今まで観た中でも出色の芝居だった。 原作は山本周五郎、上演台本・演出は元黒テントメンバーで『焼肉ドラゴン』で数々の賞をもらった鄭義信。 はじめの…

井上雄彦 リアル

井上雄彦のコミック『リアル』を読んでいる。 1999年からマンガ雑誌に不定期で連載されているらしくて、単行本は11巻までが出ている。マンガ雑誌を読む習慣はないが、たまたま『リアル』をまとめて読むチャンスがあり、本日までのところ9巻までを一気に読ん…

五箇山 白川郷 冬の旅(後編)

五箇山(富山)・白川郷(岐阜)の旅の続き。 話はチョイと横道にそれるが、富山でテレビのNHKニュースを見ていたらローカルニュースのアナウンサーが中條誠子サンだったのにびっくり。 元日のウィーンフィルのニューイヤーコンサートの司会をしていたば…

五箇山 白川郷 冬の旅(前編)

3連休を利用して五箇山、白川郷の合掌造りの里を旅してきた。 富山で法事があり、それなら帰りに五箇山に寄ろう、ついでに白川郷にも、となった。 ルートは、飛行機は冬季なので雪で欠航もあるかもしれないと陸路で行くことにし、次の通り。 [1日目] 東京─…

タンタンの冒険と歌舞伎

正月休みの最終日4日は、前から観たかったスティーヴン・スピルバーグ監督の『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』を新宿ピカデリーで観る。 『タンタンの冒険』はベルギーの漫画家エルジュがフランス語で描いた人気コミック。世界50カ国語に翻訳され、2億…

真冬の赤い実

4日の善福寺公園は晴れ。寒い。氷がいつも以上に厚く張っている。 上池に赤い実の木。葉は落ちて枯れ木に赤い実が鮮やかだが、何という名前だろう。 どこかウメに似ているが、まさかウメは赤い実をつけない。 帰って調べたが、ひょっとしてウメモドキかもし…

デイヴィッド・ゴードン 二流小説家

正月3日の善福寺公園は晴れ。でも雲も多い。 先日見つけたロウバイの木のすぐそばにもう1つロウバイの木があり、そちらは鈴なりで咲いている。 たしかにこっちのほうが日当たりがよい。 サクラは温度で咲くが、冬に咲く花は太陽の輝きで咲く光の花。 下池に…

正月の東京都写真美術館

正月2日は東京都写真美術館がタダというので出かけていく。 3つの写真展を開催中。全部みれば1,800円するからたしかにおトク。 まずは「ストリート・ライフ」。「ヨーロッパを見つめた7人の写真家たち」という副題がついているが、イギリス、ドイツ、フラン…

善福寺公園の初日の出

2012年の元旦は曇り。 初日の出は期待できないかな?と思いつつ、善福寺公園へ。 公園内の初日の出スポットには数十人の人だかり。 去年は7時5分ごろのご来光だったが、きょうは雲が垂れ込めている。 しかし、その雲の上に、7時10分すぎ、初日の出があらわれ…