善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

2010-01-01から1年間の記事一覧

宮部みゆき『あんじゅう』

宮部みゆきの『あんじゅう-三島屋変調百物語事続』(中央公論社刊)を読む。 『おそろし 三島屋変調百物語事始』の続編だそうで(『おそろし』は未読)、2009年元日から読売新聞朝刊に連載されていたのが1冊の本に。 江戸は神田、袋物屋の三島屋で働くおち…

街角の野菊

東京・杉並、善福寺の街角に野菊が咲いている。 善福寺公園下池の端を流れる小川の向こうにある野草園(正しくは「野生生物保護区」というんだそうです)を久しぶりにのぞいたら、野菊がいくつも咲いていた。 これはカントウヨメナか? キク科の植物で、漢字…

絶品レバー

酒飲みの友人に誘われて鴬谷へ。長く東京に住んでるけど、なぜか鴬谷にはほとんど行ったことがない。たぶん生涯2度目ぐらいでは? 駅から歩いて7、8分のところにあるヤキトリ屋が本日のお目当て。その友人も以前、知り合いから勧められて行ったら、その味…

小三治の「あくび指南」

第337回国立名人会(10月24日、半蔵門の国立演芸場)を聴く。小三治が出るというので会場は満員。老いも若きも、観客は色とりどり。 まずは前座の入船亭辰じん「道灌」、続いて柳家一琴「三人無筆」、山遊亭金太郎「阿武松」、中トリは春風亭小柳枝「井戸の…

秋の街

土曜日の善福寺公園は晴れ。久々の青空。 上池の弁天島あたりには、シラサギ、アオサギ、ゴイサギ、ウ、オナガガモ、キンクロハジロなどが集結! キンクロ、オナガが日ごとに増えている。下池はもはやオナガの天下で、カルガモはすみのほうでジッとしている…

仁左衛門の「盛綱陣屋」

きのうは新橋演舞場で「錦秋十月歌舞伎」を観る。演目は『近江源氏先陣館』「盛綱陣屋」、『神楽諷雲井曲毬』「どんつく」、『艶容女舞衣』「酒屋」。中でも「盛綱陣屋」で佐々木盛綱を演じた仁左衛門が傑出していた。 この話は、今から240年も前の江戸時代…

リューイン『眼を開く』 水村美苗『本格小説』

海外に行くときは、なるべく文字がいっぱい入った、しかしコンパクトな本を持っていくことにしている。 何しろ今回のリビア行きにしても、成田-ドバイが約11時間、ドバイ-トリポリが6時間、片道だけで合計17時間を、あの狭いエコノミークラスの席の中です…

リビア旅行記6

ガダメスの旧市街を観光したあと、首都トリポリへ。 旧市街のスークを歩いたが、ちょうど金曜日の休日のためかシャッターを下ろしている店が多かった。途中、エスプレッソを飲ませるコーヒーショップがあって、そこでトイレを借りる。とても清潔で、日本にも…

リビア旅行記5

6日目、セブハを出発しガダメスに向かう。ガダメスはリビアの西端、アルジェリアとの国境近くにある。セブハからはおよそ900㎞も離れていて、車で1日中揺られていかなければならない。ま、今度は4WDではなく冷房の効いた大型バスだったので楽チンではあっ…

シラサギ ゴイサギ

月曜日朝の善福寺公園は曇り。 空気は冷たいが、歩いているうちに温かく感じる。 上池の弁天島あたりにナント7羽のシラサギ。 杭の上に、ウとシラサギが仲良く並んでいる。 白と黒の調和。 下池を回って上池に戻ると、ボート乗り場付近にカワセミ。 2、3日前…

リビア旅行記4

リビアは旅行者も含め完全禁酒の国。日本を出発する前、酒なしでいられるかと不安だったが、さすがに1日あちこち行って疲れるためか、酒なしで眠れぬこともなく、ベッドに入ればバタンキュー。毎日快眠だった。 食事は昼も夜も、毎日同じようなメニューだっ…

今年初のキンクロハジロ

土曜日朝の善福寺公園は曇り。 上池で、この秋初めてキンクロハジロを発見! 去年よりかなり早く飛来しているんじゃなかろうか。 今年初めてのキンクロの勇姿 下池を回って上池に戻ると、ボート乗り場付近で今度はカワセミ発見! なんだか丸まるとしていてる…

リビア旅行記3

ワンカサ砂丘をめざす途中、砂集めをしようというので、ガイドのヌリさんがいろんな色の砂がとれる場所を教えてくれた。 サハラ砂漠の色といえば黄色っぽいキャメル色を思い浮かべ、実際に行ってみてもそんな色だったが、ヌリさんに教えられた場所に行って砂…

リビア旅行記2

朝6時の善福寺公園。雲が低くたれこめている。 杭の上にシラサギが4羽。やがて大空に羽ばたく。 弁天島にはゴイサギが数羽。 いつの間にか、たくさんのオナガガモ。 北から渡ってきたのだろう。 きのうからのリビア旅行記の続き。 内陸部にあるセブハから、2…

リビア旅行記1

10月1日出発でリビア10日間の旅に行ってきた。その感想を綴ろう。 国旗は緑一色。リビアの街角で。 エジプトのとなり、地中海に面した北アフリカの中央に位置するリビアには、レプティス・マグナの古代遺跡、サブラータの古代遺跡、キュレネの古代遺跡、アカ…

早口言葉

今年も10月下旬、地元の区立児童館(杉並区立善福寺北児童館)で「子どもフェスティバル」が開かれる。 子どもたちがいろんなお店を出して楽しむもので、メンバーになっているミニFM放送「ラジオぱちぱち」はこの児童館を放送会場にしている関係もあって、…

酒処 吉本

きのうは新宿でイッパイ。 人づてに聞いた西新宿の「酒処 吉本」という店に行く。 夕方5時すぎだからさすがにほかに客はいない。カウンターに陣取り、まずは地ビールを飲みながら店内を見回すと、ナント日本酒の種類の多いこと! 最初に注文したのは「開運」…

ゲゲゲの女房最終回

日曜日の善福寺公園は快晴。少し肌寒いが散歩すると快適。 数日前までの猛暑がウソのようだ。 いつの間にか彼岸花が咲いている。 秋分の日のころはまだ咲いてなくて、「今年は遅いね」といっていたが、ようやく、といった感じ。まだつぼみのも多い。やはり異…

きょうのゲゲゲの女房

秋分の日の善福寺公園は曇り。今にも雨が落ちそうな雲行き。 いつもはワンサカいるウも数が少ない。サギの姿もなし。 下池を歩いていると変わったキノコ。 きょうはセミの声も聞こえないが、わが家のアサガオは元気一杯で、花の数を数えたら49個(写真はその…

ワンコインで草間彌生展

きのうは買い物のついでに武蔵野市立吉祥寺美術館(昔の伊勢丹、今のFFビル7階)で開かれている「草間彌生展 ワタシというナニモノかへの問い」を観る。 ちなみに会期は11月7日まで。何たって入館料100円は安い! 吉祥寺のど真ん中、しかもたった100円のワ…

歌うワーニャおじさん

敬老の日の善福寺公演は曇り。きのうより気温か高いのか、秋の虫とともにセミの声も。 下池に2組のゴイサギの親子。近づくと逃げていく。 地元のミニFM放送「ラジオぱちぱち」のメンバーと、黒テント公演「歌うワーニャおじさん」を観に神楽坂のシアターイ…

9月文楽公演 勢州阿漕浦&桂川連理柵

けさの善福寺公園は曇り。きのうよりは気温が高めの感じ。 公園を1周してもカワセミの姿はなし。ラジオ体操して帰ろうとすると、上池の杭のあたりにカワセミが1羽。 きのう、昼少し前にも公園に行くと、上池の弁天島に7羽のシラサギ。コサギが多いようだが、…

カワセミと散歩

けさの善福寺公園は曇り。やがて太陽がのぞく。 秋の虫が優勢も、セミもまだがんばって鳴いている。 上池の杭のあたりにカワセミが1羽。 ピーピピーッと鳴き声がすると、飛び去って行った。 近くにいたオバサン、「ここで子育てしているんだよねー」 下池に…

あまっちょろいラブソング

日曜日の善福寺公園は曇り。風がなく、蒸す。 セミががんばって鳴いている。 上池に久しぶり、カイツブリ。 フヨウ小道のあたりにカワセミが1羽。 池に映るシルエットが美しかった。 きのうは毎月1度の「ラジオぱちぱち」公開放送。 まずは11月の「トロー…

エサを食うカワセミ

土曜日の善福寺公園は晴れ。朝から気温が高くなり、セミの声が復活。 朝6時すぎ、上池をめぐっていると池の上を飛翔する鳥が1羽。カワセミだ。 池の端の杭に止まる。 すばやくダイブすると、口には小魚。 見事にエサをゲット! 器用に頭から飲み込み、 魚の…

死者の名を読み上げよ

けさの善福寺公園は曇り、きのうあたりから秋の訪れ。 セミの声にかわって秋の虫が鳴いている。 上池につくと、木々の上でギャーギャーと鳥の声。尾っぽの長いのが木々をめぐっている。あとで聞いたら「オナガ」だそうで、警戒して威嚇する声という。 カワセ…

またまたカワセミ

月曜日の善福寺公園は晴れ。ときおり秋の風が吹くと、ホッと一息。 上池のいつものところにカワセミが2羽。ただし、きょうはちょいと遠くてカメラは届かず。 1羽がすましているところに、もう1羽がしきりにちょっかいをかけ、右に左にと場所を変えて接近して…

カワセミのカップル

日曜日の善福寺公園は曇り。帰りしなに小雨がちょっぴり。その後、強い日差し・・・。 上池の杭の上にきょうも2羽のカワセミ。仲良く並んで背を向けているので、翡翠色が際立つ。 日曜日なのでベンチに座ってじっくり観察。 1羽がウンチをプリッ。やがて互い…

きょうもカワセミ

けさの善福寺公園は晴れ。早朝から空気があったかい感じ。猛残暑の予感。 上池の、杭と杭をつなぐロープの上にカワセミが1羽。いつもの定位置だ。となりにウが数羽。 ときどきダイブしてエサとりに励む。やがてもう1羽のカワセミが飛来。 都内の(といっても…

甘味考

けさの善福寺公園は晴れ。きのうよりは秋。しかし日が差し始めると夏の気配。 上池の杭と杭をつなぐロープの上にカワセミが1羽。 気にいっているのか、最近はいつもこの場所だ。 久しぶりにJR西荻窪駅北口から歩いて5分、「喜田屋」の豆大福を食す。餅が見…