善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

角川武蔵野ミュージアム&米谷健+ジュリア展

埼玉・所沢市に11月オープンしたばかりの「角川武蔵野ミュージアム」に行く。

図書館と美術館と博物館が融合した文化複合施設で、KADOKAWAと埼玉県所沢市がタイアップして建設した「ところざわサクラタウン」の一角にあり、ランドマーク的存在だそうだ。

 

最寄り駅は武蔵野線東所沢駅で、そこから歩いて10分ほど。

それじゃあ乗り換えに不便なので、西武・所沢駅東口から東所沢駅行きの西武バスに乗り、安松中学校入口で下車。畑が点在するのどかな風景の中を歩いて約10分。

 

建物は、遠くから見るとまるで岩の塊。重量感がハンパない。f:id:macchi105:20201128081836j:plain

デザインしたのは新国立競技場の設計者としても知られる隈研吾で、1つ50kg~70kgの花崗岩を約2万枚使用して完成させたという。f:id:macchi105:20201128081855j:plain

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まずは4・5階にある高さ8メートルの巨大本棚に囲まれた「本棚劇場」へ。

4階のエレベーターを降りると、本棚に囲まれた「ブックストリート」を歩き、その奥が本棚劇場。

館長の松岡正剛は「千夜千冊」の著書もある読書家であり、彼の監修による2万5000冊の本がズラリと並んでいる。f:id:macchi105:20201128082123j:plain

どれもおもしろそうな本ばかり。

分類の仕方も工夫していて、たとえば「むつかしい本たち」のコーナー。f:id:macchi105:20201128082000j:plain

なるほど難しそうな本が並んでいる。f:id:macchi105:20201128082022j:plain

本棚から気に入った本を引き抜いて、イスに座って読むこともできるみたいで、ここにいるだけでも1日がすぐにたってしまいそうだ。

 

「本棚劇場」にも約3万冊の本が並んでいて、最も奥に位置する壁では定期的に「本と遊び、本と交わる」をコンセプトとしたプロジェクションマッピングを上映しているが、KADOKAWAの本の宣伝臭が強すぎてあまりおもしろくなかった。

ただし、奥の壁の本棚はすべて森村誠一の本で埋めつくされていて、彼がいかにKADOKAWAからたくさんの本を出版していたか、その数の多さに驚かされる。f:id:macchi105:20201128082201j:plain

 

本日「角川武蔵野ミュージアム」に行ったもう1つの目的が、アートギャラリーでの「米谷健+ジュリア展 だから私は救われたい」。f:id:macchi105:20201128082428j:plain

米谷健と米谷ジュリアは日本人とオーストラリア人によるアーティストユニットで、環境問題や社会問題などをテーマに入念なリサーチを行い、独自の手法で美しくも不気味で妖しげな作品を発表している。

今回の展覧会は2人の日本初の大規模個展という。

 

クリスタルパレス」(部分)f:id:macchi105:20201128082234j:plain

妖しく光を放つシャンデリアのインスタレーション作品。

素材には原発ともイメージが重なるウランガラスが使われている。シャンデリアは全部で6つあり、1点1点に原発保有国の国名をつけ、その国の原発からつくり出される電力の総出力規模をシャンデリアのサイズに比例させたという。

 

「Dysbioticar」f:id:macchi105:20201128082256j:plain

「Dysbiotica」とは、腸内細菌のバランスの崩壊を意味する語「Dysbiosis」からの造語という。磁器土で作られた作品の表面を、微生物や珊瑚のようなパーツで覆い尽くしている。

 

「大蜘蛛伝説」f:id:macchi105:20201128082317j:plain

ウランの採掘が行われていた岡山・人形峠に伝わる伝承から着想を得た作品。

ここでもウランガラスが使われていて、ブラックライトの照射により光を発している。f:id:macchi105:20201128082338j:plain

「最後の晩餐」f:id:macchi105:20201128082400j:plain

オーストラリア南東部に広がるマレー・ダーリング盆地はオーストラリア国内の生鮮食品の9割を生産する食料生産地域という。しかし、大規模農業による過度の灌漑により塩分濃度の高い地下水が地表に上昇する塩害が進行し、気候変動の影響も重なって農業継続が困難になってきているという。

このため毎年55万トンの塩水を汲み上げて塩分濃度の高い地下水の増加を食い止めようとしていて、その塩水を精製した塩を用いてつくった「最後の晩餐」。

 

「3つの願い」f:id:macchi105:20201128082501j:plain

外見の愛らしさの中に原子力の脅威をはらませた作品。

原発事故により放射能汚染の影響を受けたチョウ(ヤマトシジミ)の翅を使用している。

福島県広野町で採取されたヤマトシジミの卵を飼育し、成虫となったチョウの剥製を使用。

翅の表側が黒いからメスであるのはたしかだ。

 

館内には、博物部門のディレクターを務める博物学者の荒俣宏の収集品も展示されている。

その1つ、ジンメン(人面)カメムシf:id:macchi105:20201128082533j:plain

学名は「Catacanthus incarnatus」。悪魔の顔という意味だそうで、アジアの熱帯地方にすみ、群棲することもあるという。

 

テングビワハゴロモf:id:macchi105:20201128082554j:plain

やはりカメムシの仲間。主に熱帯・亜熱帯地方に分布。頭部が天狗のように前に突き出ていて、形がビワに似ているというのでこの名がついたようだ。

 

武蔵野の魅力を発信するコーナーもあった。

文政13年(1830年)の「東都近郊図」という古地図には、毎日散歩している「善福寺池」も載っていた。

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出口付近にあった「ウルトラブッダ」。f:id:macchi105:20201128082655j:plain

セラミックスに金箔貼り。米谷健+ジュリア作。

 

帰りはバスで西武・所沢駅下車。

そこから8分ほどのところにある「手打ちそば 弥兵衛」で昼食。f:id:macchi105:20201128082720j:plain

ビールとつまみのセットを頼んだら、つまみは残ってビールは飲んじゃったので、日本酒を1合注文。

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続いて頼んだ鴨肉のコンフィがおいしくて、お酒をもう1合追加。f:id:macchi105:20201128082808j:plain

シメはもりそば。f:id:macchi105:20201128082830j:plain

新そばだから色鮮やかで、おいしかった。

 

圧倒的な自然と命の描写 ザリガニが鳴くところ

ディーリア・オーエンズ「ザリガニの鳴くところ」(訳・友廣純、早川書房)を読む。

 

作者はジョージア州出身の動物学者、小説家。ジョージア大学で動物学の学士号を、カリフォルニア大学ディヴィス校で動物行動学の博士号を取得し、動物にまつわるノンフィクションを何冊も出しているが、69歳で執筆した本作が初めての小説。2018年にアメリカで出版され、昨年アメリカでいちばん売れた本になったという。

 

本作はミステリーであるとともに、差別や環境問題を扱う社会派作品でもあり、一人の少女の成長を描く成長物語でもあり、純な愛を描く青春物語でもあるが、訳者があとがきでいってるように「それほど奥行きのある作品」ということだといえよう。

自然と、そこに生きる無数の命、そして人間──その描写が圧倒的にすばらしい。

 

物語は、ノースカロライナ州の湿地で村の青年チェイスの死体が発見されたところから始まる。

人々は真っ先に、「湿地の少女」と呼ばれている“貧乏白人”のカイアを疑う。

6歳のときから、たったひとりで生き延びてきたカイア。果たして犯人は彼女なのか?

殺人事件の顛末と少女の成長が絡み合う長篇小説だ。

 

本書を読んでいて痛烈に感じたのは、崇高な理性でも、善でも、悪でもない、命の拍動であり、野生の本能だった。

 

本書の題名である「ザリガニの鳴くところ」とはどういう意味か?

それを示唆する下りがある。

カイアは6歳のときに母に“捨てられ”た。

彼女の母親は酒乱の夫の暴力に耐えられず、家を出て行ってしまったのだが、成長したのちカイアは次のような意味のことを語っている。

 

母さんが出て行ったのは許せるわ。

メスのキツネは飢えたり過度のストレスがかかったりすると、子どもを捨てることがあるって。

子どもたちは死んでも、メスギツネは生き延びられる。そうすれば、状況が改善したときにまた子どもを産んで育てられる。

自然界では──ザリガニが鳴くような奥地では、そういう無慈悲に思える行動のおかげで、実際、母親から生まれる子どもの総数は増える。

そしてその結果、緊急時には子どもを捨てるという遺伝子が次の世代にも引き継がれる。そのまた次の世代にもね。

人間にも同じことがいえるわ。

その本能はいまだに私たちの遺伝子に組み込まれていて、はるかむかし、生き残るために必要だった行動をいまでもとれるのよ。

 

ほかにも本書には、野生の動物たちの描写がいくつも登場している。

 

傷を負った仲間に一斉に襲いかかり、殺そうとする七面鳥の群れ。傷を負った仲間が生きていれば天敵であるワシを引き寄せてしまう。そうなればついでにほかの鳥も襲われてしまうから、自分たちを守るために仲間を殺してしまうのだ。

 

メスのホタルがお尻を光らせるのはつがいになれる状態だとオスに信号を送るためだという。あるとき、お尻を光らせてオスを呼び寄せ、交尾を終えたメスのホタルが、別の信号を送って違う種のオスを引き寄せていた。すると別の種のオスが喜んで飛んできたが、メスはそのオスのホタルを捕まえてムシャムシャと食べてしまった。

メスは偽りの愛のメッセージを送ってオスを呼び寄せていたのだ。

 

ウシガエルの小型のオスは、魅力的な美声で交尾相手を呼んでいるアルファオスの近くに身を潜める。複数のメスが集まってきて、その中の1匹とアルファオスが交尾しているすきに、その小型のオスはほかのメスに飛びついてまんまと交尾をすませてしまう。こんな詐欺師のようなオスは“ちゃっかり野郎”と呼ばれる。

 

同じようなことを人間もしている。

結局、人間だって、男と女である以前に、オスとメスなのではないか。

甘~い蜜を出すヤツデの花

金曜日朝の善福寺公園は曇り。ときおり日が差す。

 

ヤツデの花があちこちで咲いている。

ヤツデは近親交配を避けるため雄性先熟の植物。

最初に雄しべが伸びてくる雄性期と、雄しべが落ちて雌しべが伸びてくる雌性期とがある。

これは雄性期。

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花びらは、よく分からないが小さいのが5枚あり、5本の雄しべが伸びている。

花びらと雄しべが落ちると、今度は雌しべが伸びてくる。

中央の丸いのはたくさんの蜜の粒。

ヤツデの蜜は糖度50%と甘く、花が少ない今ごろの時期に虫なんかをおびき寄せる。

メジロが無心に蜜を吸っているのを見たことがある。

 

けさのカワセミは上池に1羽。f:id:macchi105:20201127090539j:plain

下池にも1羽。

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さかんにダイブを繰り返して水浴びしていた。 

ポチャンと飛び込んだところ。f:id:macchi105:20201127090653j:plain

水をまき散らしながら素早く元の枝に。f:id:macchi105:20201127090712j:plain

見ていけて飽きない。f:id:macchi105:20201127090744j:plain

コガモのメスだろうか?しかも2羽で。f:id:macchi105:20201127090806j:plain

ゴイサギがジッとしていた。

いつも目つき悪いのに、けさはまるでぬいぐるみみたい。f:id:macchi105:20201127090834j:plain

ハシビロガモがオスとメスで仲よく泳いでいた。f:id:macchi105:20201127090904j:plain

高い木の上で2羽のヒヨドリが追っかけっこ。f:id:macchi105:20201127090928j:plain

帰り道、メジロの群れが梢をめぐっていた。

1羽が一瞬だけ電線に止まった。f:id:macchi105:20201127090953j:plain

そして矢のように飛んで行った。

仲間を追いかけていたのだろう。

ジョウビタキ・オス

木曜日朝の善福寺公園は始め曇り、その後晴れ。

 

けさも上池にカワセミ。葉っぱの陰で。f:id:macchi105:20201126163731j:plain

下池にもカワセミf:id:macchi105:20201126163750j:plain

別の場所で。f:id:macchi105:20201126163811j:plain

ここでも。f:id:macchi105:20201126163828j:plain

スイレンの花は終わったが、アオサギがひとりたたずんでいた。f:id:macchi105:20201126163846j:plain

赤い実がいっぱい。f:id:macchi105:20201126163904j:plain

ヒマラヤスギの葉っぱの先に赤い実がついている。

それもこの木だけあちこちで。f:id:macchi105:20201126164006j:plain

ヒマラヤスギの実はマツボックリじゃなかったか?ハテ?

 

ツグミがお尻を見せて飛んで行った。f:id:macchi105:20201126164025j:plain

高い木の上におなかがオレンジ色の鳥。f:id:macchi105:20201126164050j:plain

今シーズン初めて見るジョウビタキのオスのようだった。

きのうのワイン+映画「恐怖の報酬」&「太陽の中の対決」

チリの赤ワイン「レゼルヴァ・デ・プエブロ(RESERVA DE PUEBLO)2016」

(写真はこのあと肉料理)f:id:macchi105:20201125162139j:plain

スペインのトーレスがチリで手がけるワイン。

チリの伝統品種パイス100%。

パイスは元をたどるとカナリア諸島のブドウ品種。パルミノの特徴に似ているなどからそのルーツはスペインではないかといわれているが、乾燥に対する耐性が強かったことからチリの土着品種として定着していったという。

とても飲みやすいワイン。

 

と、ここまで書いていたら、発酵食品に多く含まれる「5-アミノレブリン酸(5-ALA)」というアミノ酸新型コロナウイルス増殖の抑制効果があることが判明した、とのニュース。  

https://www.at-s.com/news/article/health/shizuoka/834303.html

 

食品中にどれだけ5-ALAが含まれているかというと、100グラム中の含有量が、日本酒70~353、ワイン110~173、リンゴ、ニンジン0・8、米、小麦粉、イチゴ、鯛、イワシ0(単位・マイクログラム)。

やっぱりワイン、日本酒は百薬の長?

 

ワインの友で観た2本の映画が対照的だった。

ひとつはNHKBSで放送していたアメリカ映画「恐怖の報酬」。

1977年の作品。

原題は「SORCERER」。

監督ウィリアム・フリードキン、出演ロイ・シャイダーブリュノ・クレメール、フランシスコ・ラバルほか。

 

原題の「SORCERER」は魔術師とか魔法使いの意味か。しかし、「SORCERER」の語源はフランス語の「SORCIER」だそうで、「魔法使い」とともに「運命を司るもの」という意味もあるという。とすると映画の題名としてナルホドとうなずける。

ジョルジュ・アルノー原作&アンリ・ジョルジュ・クルーゾー監督によるフランス映画(イヴ・モンタンシャルル・ヴァネルなど出演)のリメイクだが、フランス版のほうは「LE SALAIRE DE PEUR」で邦題と同じ。

3大陸5カ国でのロケを敢行するなど完成までに2年の歳月と2000万ドル(現在の100億円相当)という当時として破格の製作費が投じられたという。しかし、興行的には失敗し、78年に公開された日本をはじめとする北米以外の国では、監督に無断で大幅にカットされた92分の短縮版が上映された。

その後、2013年にフリードキン監督の手により121分のオリジナル版の4Kデジタル修復が行われ、NHKで放送されたのもオリジナル完全版。

 

ジャングルに囲まれた南米の独裁政権下の町。そこは犯罪者やならず者などが暮らす街でもあった。ある日、町から300マイルほど離れた山の上の油田で爆発事故が起こる。火災を鎮火させるためにはニトログリセリンを使った大爆発による爆風によって火を消すしかないと、1万ドルの報酬と引き換えに危険なニトログリセリン運搬の希望者を募集する。

集まったのは、裏組織から追われるドミンゲス(ロイ・シャイダー)ら、すねに傷を持つ4人の男たち。彼らには過酷な運命が待ち受けていた・・・。

 

もうひとつはやはりNHKBSで放送していたアメリカ映画「太陽の中の対決」。

1967年の作品。

原題は「HOMBRE」。

監督マーティン・リット、出演ポール・ニューマンフレデリック・マーチ、リチャード・ブーンほか。

 

原題の「HOMBRE」は「男」とか「やつ」といった意味か。

ポール・ニューマン主演の異色の西部劇。

幼いころアパッチにさらわれ、育てられた白人ジョン・ラッセルポール・ニューマン)は、養父から遺産としてもらった家を売り払い、新天地を目指す。5人の客と御者1人の駅馬車に乗り込むが、途中、乗り合わせた客の大金を狙う強盗の襲撃を受ける。ジョンは悪人たちと対決するが・・・。

 

2つの映画、それなりにおもしろかったが、「恐怖の報酬」では4人の男たちのうち、主人公のロイ・シャイダーだけは生き延びる。一方、「太陽の中の対決」では乗り合わせた乗客はみんな生き残って、主人公のポール・ニューマンだけが強盗をやっつけはしたものの撃たれて死んでしまう。

映画を見ている側としては、どうしても主人公に肩入れして見てしまう。見ていると自分が主人公になった気にもなってしまうが、その主人公が最後に理不尽な死に方をすると、何だが自分までも殺された気分になってしまう。

だから「太陽の中の対決」は見終わって後味の悪さが残った。

 

コサギのハートマーク

水曜日朝の善福寺公園は始め曇り。のち小雨。傘を持って行ってよかった。

 

コサギが並んでとまっていた。

2羽が重なるようにして毛繕い。f:id:macchi105:20201125091417j:plain

ハートマークに見えませんか?

 

池の畔のすぐ目の前にカワセミf:id:macchi105:20201125091527j:plain

ほら、こんな近く。でも平気みたい。f:id:macchi105:20201125091549j:plain

ジッとエサをねらっていた。

 

別の場所にいたカワセミf:id:macchi105:20201125091627j:plain

 

キンクロハジロの毛繕い。

浮力があるから、水に浮きながら白いおなかを上にして羽のお手入れ。f:id:macchi105:20201125091651j:plain

そういえば、カルガモなんかはよく陸に上がって歩き回っているけど、キンクロハジロが地上にいるところを見たことがない。

よっぽど水の上が好きなのか。

 

そもそもキンクロハジロは“水上生活者”。もっぱら魚類や水生植物、ときにはカエルなんかを食べるから、陸に上がる必要がない。

だから水中で獲物を捕らえるためクチバシは幅広く、脚は短くて胴体後方に位置しているので地上を上手く歩行できない反面、水中で水を掻くのに適している。

水掻きも発達している。f:id:macchi105:20201125091748j:plain

一度キンクロハジロの歩く姿を見てみたいものだが・・・。

トロールの森2020終わる

23日月曜日の勤労感謝の日善福寺公園を主会場にした野外アート展「トロールの森2020」の最終日。

「ラジオ・トロール」の放送のため、結局、朝から夕方まで公園に滞在した。

 

「ラジオ・トロール」は、アーティストインタビューとか、舞台などで行われているパフォーマンスの中継を、Zoom会議システムを使ってデータをYouTubeに送り、ライブ配信しちゃおうというプロジェクト。

WiFi3台とiPad2台、スマホとモニター、ミキサーを自作のモバイルキャリーにセットして、ぶっつけナマ放送を敢行!

 

野外舞台での東京バンドネオン倶楽部の演奏をiPadを使ってナマ放送中。f:id:macchi105:20201124082823j:plain

バンドネオン6台とピアノ・ヴァイオリンのアンサンブルで、アルゼンチンタンゴの調べが秋の公園に響いていた。f:id:macchi105:20201124082852j:plain

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朝から強い風が吹いていたが、それがかえってよかったみたい。

アート作品がキラキラ光ってた。f:id:macchi105:20201124082936j:plain

最終日でも作品を製作中。

山梨由理さんの「ドッペルゲンガー」。f:id:macchi105:20201124083004j:plain

不思議なリアルさを持つ絵だ。

 

昼下がり、枝の上からエナガが公園をながめていた。f:id:macchi105:20201124083106j:plain

夜はメンバーのお宅に料理とお酒を持ち寄って打ち上げパーティーf:id:macchi105:20201124083123j:plain

もちろん感染予防はしっかり!